沖縄伝統技法と現代アートが融合、小孫哲太郎の陶芸個展が阪神梅田本店で開催


伝統技法「掻き落とし」で生み出す力強い紋様
阪神梅田本店8階のアートギャラリーでは、2026年3月18日(水)から24日(火)まで「・・線彫色絵・・ 小孫哲太郎 作陶展」を開催する。沖縄「やちむん」の伝統技法である掻き落としを基に制作する小孫哲太郎の作品展示は、造形と紋様の一体化を体感できる貴重な機会である。
下描きなしで彫り込む、独特の制作技法
小孫哲太郎の制作技法は、彫った線で紋様を描き釉薬で塗り絵のように色付けするというもの。最終的に透明釉を掛けた下絵の作品に仕上げられる。特徴的なのは、絵付けの際に下描きをせず直接作品に彫り込むことだ。その結果、なぞった線には無い力強い紋様が生み出されるのである。
陶芸の枠を超えた多様な活動展開
小孫哲太郎は「やきものは自身の表現の一部であり、たまたま陶芸の世界で発表することが多くなっている」と語る。実際のところ、現代アートの公募展『清流の国ぎふ芸術祭』で入賞作品を発表したり、東京都墨田区京島で『すみだ向島EXPO』の活動に参加したり、世界各地での陶芸家との交流を重ねたりと、精力的に活動している。2011年以降はフランス、韓国、イタリア、ロシア、リトアニアなど海外のイベントにも参加し、作品制作やワークショップなど幅広く展開している。
受賞歴が示す高い評価と実績
その実績は数々の受賞によって証明されている。2022年には『第二回 壺1 グランプリ』でグランプリを受賞し、2023年には『清流の国ぎふ芸術祭』で森村泰昌賞を受賞している。会場では、溢れ出るエネルギーを受け止めたやきものの数々を鑑賞できる。出品作品としては「線彫色絵枕型華器」(176,000円税込)、「TAIYA」(22,000円税込)、「三山」(99,000円税込)、「馬形馬目紋酒呑」(38,500円税込)などが展示される予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002809.000014431.html