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食の語彙力で味わいが変わる。齋藤孝教授が教える「美味しい」の表現技法

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報道発表
プレスリリースより

SNS時代だからこそ「美味しい」では足りない

SNSやレビューサイトが身近になった現代、食の評価は「美味しい」という一言に収束しがちである。しかし本来、味わいは香りや食感、記憶や文化と結びついた豊かな体験だ。毎日の食体験に新たな発見をもたらすためには、多彩な味わいを伝える言葉を選び、磨くことが求められている。

「甘い」ひとつで21種類の表現が存在する

明治大学教授・齋藤孝氏の新著『「美味しい」から始める日本語 「食」の語彙力』では、日本語研究の第一人者が味覚をより豊かに言語化する技術を伝授する。例えば「甘い」という表現ひとつをとっても、優しい甘み、コク深い甘さ、すっきりした甘さ、ふわっと広がる甘さ、品がある甘味、ほんのり甘い、ほっこりする甘さ、はちみつのような濃厚さ、フルーティな甘味、繊細な甘味、舌の上でとろけるような上質な甘味、ふくよかな甘さ、芳醇な甘味、透き通るような甘さ、ふわりと感じる甘味、深みのある甘さが味に奥行きを与える、軽やかな甘さで食べ飽きることがない、ふんわりした甘さが口の中に広がる、花の香りを閉じこめたような甘さ、幸せを感じさせる甘味、疲れた頭をラクにしてくれる甘さという21種類の表現が可能だ。塩味、酸味、苦み、旨味についても驚きの表現テクニックが多数紹介されている。

文豪から学ぶ味わいの伝え方

本書では松尾芭蕉、福沢諭吉、夏目漱石、谷崎潤一郎、幸田文、向田邦子といった文豪たちの、「美味しい」を伝える表現も多数紹介されている。第1章から第5章にかけて、「美味しい」の正体を探り、食文化が味わいを豊かに彩る様子を解説し、「美味しい」を豊かに言語化する技術を習得できる構成となっている。

齋藤孝の最新刊が3月25日発売

『「美味しい」から始める日本語 「食」の語彙力』は河出新書の新刊で、著者は齋藤孝教授である。1960年生まれの静岡県出身、東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程を経て現在は明治大学文学部教授を務める。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論で、『声に出して読みたい日本語』『大人の語彙力ノート』『読書する人だけがたどり着ける場所』など著書多数である。新書判224ページ、2025年3月25日発売、税込定価1,100円(本体価格1,000円)となっている。電子書籍も同日に発売予定だ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001201.000012754.html