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地面師詐欺を小説化『手配する女』山口恵以子の渾身作3月25日発売

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小説
報道発表
プレスリリースより

「掃除のおばちゃん」から作家へ、真実に基づいた犯罪ノワール

松本清張賞作家・山口恵以子が、7年越しの構想を実現させた新作小説『手配する女』が2026年3月25日、新潮社より刊行される。本作は、積水ハウス地面師詐欺事件で注目を集めた女手配師・秋葉紘子の実像にインスピレーションを受け、山口恵以子ならではの人間観察力で昭和から令和に至る裏社会を描いた作品である。

かつて丸の内新聞事業協同組合の食堂で働きながら執筆活動を続けた山口恵以子は、始発電車で通勤していた時代に多くの清掃員と出会った。秋葉紘子の表向きの顔が「掃除のおばちゃん」だったという事実は、著者に大きな衝撃を与えた。その経験と記憶こそが、本書のヒロイン・三矢唯というキャラクターを生み出す原点となっている。

寿退社の夢から「手配師」へ、数奇な運命を辿る女の人生

本作の主人公・三矢唯は、ビル清掃員という表の顔を持ちながら、地面師詐欺の「なりすまし役」を調達する「手配師」として活動している。寿退社を夢見ていた普通のOLだった彼女は、一度は騙されて全てを失った過去を持つ。その経験を通じて、彼女は騙す側へと転じることになり、窮地に陥った人々に大金をもたらす手配の仕事を「人助け」と信じながら、半世紀にわたり裏社会を生きてきた。70代で迎えた人生最後の案件は、百億円規模の大一番。要求される「身体に複数の欠損を持つ老女」というなりすまし役は、彼女に最大の試練をもたらすことになる。

Netflixドラマ化された事件を題材に、圧倒的なリアリティで描く

総額55億円超という史上最大規模の被害額を記録した積水ハウス地面師詐欺事件は、Netflixドラマ『地面師たち』のモデルにもなった実在の事件である。本作は、この事件をベースにしながら、詐欺師の内面と動機を深掘りするノワール小説として完成している。著者は「自分の才覚だけで女一匹歩いていく新しいダークヒロインの半生に、ラストは痛快な感動を覚えるはずです」とコメントしている。

トークイベント開催、地面師の真実に迫る対談

3月31日には、紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペースにおいて、山口恵以子とベストセラールポ『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』の著者・森功によるトーク&サインイベントが開催される。「地面師をめぐる虚構(フィクション)と真実(ノンフィクション)」をテーマに、文学と現実の接点を探る対談となる。開場は8時40分、開演は19時00分。定員は45名で、チケットは1,500円(税込)。Peatixにて販売される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002780.000047877.html