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阿部和重が32年間を集成した『覚書』が3月刊行、724ページの超大作

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報道発表
プレスリリースより

デビュー以来32年の思考を一冊に集成

株式会社河出書房新社は、現代日本文学をリードし続ける作家・阿部和重がデビュー以来32年間にわたり書き綴った批評、随想など全157篇を集成した『阿部和重覚書 1990年代-2020年代』を、2026年3月27日に刊行する。原稿用紙1300枚分の全724ページという超ド級のボリュームで、装丁は『インディヴィジュアル・プロジェクション』以来、阿部作品の装丁を多く手掛けてきた常盤響が担当している。

映画、文学、漫画、音楽――多岐にわたるテーマの集大成

本書には、1990年代のデビュー期から現在にいたるまで、新聞、週刊誌、文芸誌、ファッション誌、映画雑誌、パンフレット、文庫解説、ウェブマガジンなど様々な媒体で書かれた157篇の文章が編まれている。映画、文学、漫画、音楽・アイドル・事件報道と、扱われるテーマは多岐にわたり、繰り返される「物語はどのように現実を形づくるのか」「現実はどのように物語化されるのか」という問いを通じて、一個の主観による32年間の同時代史として機能する。

世界中の分断と情報操作の時代に求められる思考の記録

本書は「現実と物語のあいだに生じる歪みを凝視し、その危うさと、危うさのなかを生きる人間の純粋さ」を描き続けてきた孤高の作家による、確かな思考の記録である。世界中のあらゆるシーンで日常的に分断が生じ、言葉や情報を安易に信じることができない時代にこそ切実な意味を持つ一冊となる。新たに書き下ろされた「序」は、Web河出にて無料公開中だ。

著者について

阿部和重は1968年山形県生まれ。1994年「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビューした。1999年『無情の世界』で野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で伊藤整文学賞・毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で芥川龍之介賞、2010年『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞している。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001208.000012754.html