有手窓が長編デビュー『お隣さんの置き配がヤバすぎる』3月27日発売


キャリアを奪われた元漫画家とDV下の主婦が復讐する
河出書房新社は、有手窓さん初の長編小説『お隣さんの置き配がヤバすぎる』を2026年3月27日に発売する。定価は税込1,892円である。本作は、暴力によって人生を奪われた二人の女性が「置き配」をきっかけに出会い、社会が裁かなかった加害者たちへ復讐するサスペンス小説だ。
二人のヒロインが織りなすシスターフッドサスペンス
かつて新進気鋭の漫画家として活動していた侑李は、大御所作家からの性加害と編集部の黙殺により筆を折り、愛猫「フィン」の遺骨と共に半引きこもり生活を送っている。一方、彼女の隣に住む専業主婦・花帆は、高級住宅で完璧な「奥様」を演じながらも、エリート夫からのGPS監視とモラルハラスメント、身体的虐待による暴力に支配されたDV地獄にある。
近所で連続通り魔事件が起こるなか、花帆はオンラインショップでの買い物を夫に隠すため、侑李の家で「置き配」を受け取ってほしいと懇願する。交わるはずのなかった二人は、この「置き配」をきっかけに奇妙な友情を育みながら、「女である」自分たちを削り取るものたちへ真っ向から挑んでいくのだ。
文藝×monogatary.comコラボ賞受賞作家の単著デビュー
有手窓は2023年に「白山通り炎上の件」で新人文学賞「文藝×monogatary.comコラボ賞」大賞を受賞した。受賞作は小説集『New me』として刊行され、大賞受賞作品はYOASOBI「New me」として2024年11月に楽曲化されている。また、英訳版電子書籍『The Hakusan Street Incident』が世界10か国で発売されるなど、大きな注目を集めている作家である。
復讐は暴力だけでは完結しない
本書で描かれるシスターフッドは、「暴力への復讐は、暴力だけで完結するものではない」と読者に提示する。一生逃れられない制裁を与え、自らの言葉で世界を書き換える、彼女たちがまた立ち上がるための物語の結末が示唆される。発売前から話題沸騰のこの長編デビュー作に注目したい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001192.000012754.html