公募/コンテスト/コンペ情報なら「Koubo」

大佛次郎が追い求めた歴史冒険小説の魅力 豊臣秀頼伝説を題材にした二つの傑作

タグ
記事・ブログ・投稿
ノンフィクション
報道発表
佐多芳郎≪献花≫紙本着色、1951年(プレスリリースより)

秀頼生存伝説に魅せられた大佛次郎

大坂夏の陣で自刃したとされる豊臣秀頼には、各地に「生存伝説」が残っています。作家・大佛次郎はこの謎に魅せられ、1937年に「生きてゐる秀頼」を執筆しました。さらに26年後、同じ題材を用いながらもまったく異なる物語として「月の人」(後に『月から来た男』と改題)を発表しています。大佛次郎は「再び書こうとしても再現できない」と語るほど、この作品に深い愛着が込められています。

二つの傑作に共通する「ロマン精神」

これら二作に共通するキーワードは、大佛次郎がよんだ「ロマン精神」です。これは物語世界をつむぎだす奔放な想像力を意味します。本展では、二つの「秀頼をめぐる物語」を中心に、小説や歌舞伎の戯曲として発表された戦国作品を取り上げます。晩年に至るまで大佛次郎が問い続けた、大衆小説にふさわしいロマンチシズムとは何か。大佛が参照した資料や書簡、取材の記録などから制作の舞台裏を紹介しつつ、戦国を舞台にした大佛作品の「面白さ」へとせまります。

躍動感あふれる挿絵約350点をデジタルで公開

勝田哲(1896-1980)が挿絵を担当した「生きてゐる秀頼」は連載全22回です。一方、佐多芳郎(1922-1997)が挿絵を担当した「月の人」は全300回にわたる長編連載でした。それぞれ手がけた挿絵は、作品世界の構築に大きな役割を果たしています。現在、挿絵原画は所在が確認されていないため、掲載誌紙から取り出した挿絵にその場面の一文を添えて、全挿絵・約350点をデジタルサイネージでご覧いただきます。

展覧会情報

会期は令和8年4月25日(土)~8月16日(日)です。開館時間は10:00~17:30(入館は17:00まで)で、月曜日(祝休日の場合は翌平日)が休館となります。料金は大人(高校生以上)200円(団体料金150円)、中学生以下は無料です。横浜市在住の65歳以上の方は100円、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料となります。毎月23日(市民の読書の日)と第2・第4土曜日は高校生が無料です。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001475.000014302.html