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レバノン紛争で37万人の子どもが避難、人口2割が失職

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ノンフィクション
報道発表
© UNICEF/UNI964784/Choufany(プレスリリースより)

わずか3週間で37万人の子どもが自宅を追われる

ユニセフ(国連児童基金)レバノン事務所代表のマルコルイジ・コルシは2026年3月27日、ジュネーブで行われた国連の定例記者会見にベイルートからオンラインで参加し、深刻化するレバノンの人道状況について報告した。わずか3週間のうちに、37万人を超える子どもが自宅を追われたことが明らかになった。これは1日当たり少なくとも1万9,000人の子どもが避難を強いられている計算であり、毎日、何百台ものスクールバスが逃げ惑う子どもで満員となり走っているような状況に例えられている。

人口の2割が避難、100万人を超える人々が住まいを追われる

1カ月も経たないうちに、レバノンの人口のおよそ2割が避難を余儀なくされた。そのスピードと規模は驚異的で、現在、全土で100万人を超える人々が住まいを追われている。多くの人々は2度、3度、あるいは4度も、場所を変えて避難を強いられており、家族が引き裂かれ、コミュニティそのものが空洞化している。この突発的で混乱を伴う大規模な避難の影響は、暴力が収まった後も長く尾を引くことになるだろう。

心の傷を負う子どもたち、再び繰り返される避難

レバノンの子どもたちは、計り知れないほどの心の傷を負っている。前回の衝突激化で受けたトラウマを癒やす間もなく、子どもたちは再び暴力によって家を追われている。絶え間なく続く爆撃と避難の連鎖は、心の傷をさらに悪化させ、深い恐怖を植え付けている。ベイルート市内の学校の校舎にある避難所で会った11歳の女の子ゼイナブさんは、18カ月前にも同じ校舎で避難生活を送った経験を持つ。周囲に大勢の人が寝ている中で、ほぼ毎晩砲撃や爆撃の音を聞きながら過ごす日々が再び始まるとは想像だにしていなかったと話している。

深刻な人道危機、基本的社会サービスが機能停止

現在、13万5,000人を超える国内避難民が、660カ所強の集団避難場所に身を寄せている。生活環境は著しく逼迫し、建築中の建物や公共スペース、車両など、正式な避難所ではなく過密で安全とは言えない場所に避難している世帯も少なくない。子どもたちの生存と未来を支える不可欠な社会サービスが、深刻な打撃を受けている。爆撃によって極めて重要な貯水池や揚水施設が破壊され、何万人もが安全な水を利用できなくなっている。さらに、学校が避難所に使用されることになったため、およそ435校の公立学校の11万5,000人を超える児童・生徒の教育が突然中断された。

ユニセフの緊急支援活動と停戦への強い要求

ユニセフは現地で、パートナーや関係当局と連携し、移動を余儀なくされた子どもたちや避難所にいる子どもたち、到達困難な地域にいる子どもたちを支援するため、昼夜を問わず活動している。ここ数週間だけで、即応メカニズムを通じて16万7,000人を超える避難民に対し、生活必需品と冬用キットを届けた。140トンを超える必須医療用品を病院に届け、40カ所のプライマリ・ヘルスケア拠点を稼働させ、約190カ所の避難施設に水と衛生に関する緊急支援を提供している。一方で、人道支援だけではこの危機を解決することはできない。この紛争で最も大きな代償を払わされているのは子どもたちである。ユニセフは、支援を必要とするすべての人々への妨げのない人道的アクセスを強く求め、学校、病院、水道システムなどの民間インフラへの攻撃を直ちに停止するよう求めている。何よりも、避難を余儀なくされた37万人の子どもたちには、即時の停戦が必要である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002675.000005176.html