デザイン重視も業者選びは「価格」重視─注文住宅606人調査


注文住宅でデザインを重視する人が63.7%
注文住宅の購入を検討する際、外観や内装のデザインをどの程度重視するかについて、全国の男女606名を対象にアンケートを実施しました。その結果、「非常に重要」が14.2%、「重要」が49.5%となり、合計63.7%の人がデザインを重視していることが判明しました。
注文住宅は間取りだけでなく、外観や内装まで自分たちの感覚に合わせて組み立てられることが大きな魅力です。住まいは長く付き合う存在だからこそ、性能や価格だけでなく、帰宅したときの気分や空間の心地よさまで含めて考えたい人が多いようです。
こだわりたいポイントは「キッチンや水回り」が54.3%
注文住宅のデザインで最もこだわりたいポイントについて尋ねたところ、もっとも多かったのは「キッチンや水回り」で54.3%でした。次いで「収納スペース」が48.0%、「内装の素材感」が43.4%となっています。
日々の生活で使う頻度が高い場所ほど、見た目と使い勝手の両方が求められていることがうかがえます。デザインへのこだわりは、単なる装飾ではなく、暮らしやすさを整えるための工夫として捉えられているのです。
デザイン情報で最も役立つのは「住宅展示場」
注文住宅のデザイン情報として最も役立った情報源は「住宅展示場」で43.2%でした。次に「比較サイト」が23.6%、「友人や知人の紹介」が19.3%で続きます。
写真や動画で雰囲気をつかむことはできても、広さや動線、素材感までは実際に見ないとわかりにくいものです。だからこそ、リアルな体験ができる場への信頼が依然として高いのかもしれません。
理想と現実のギャップ、80.4%は「感じていない」
注文住宅のデザインにおいて理想と現実のギャップを感じたことがあるかについては、「いいえ」が80.4%、「はい」が19.6%という結果でした。大多数は大きなギャップを感じていない一方で、およそ5人に1人は何らかのズレを経験しています。
ギャップを感じた人に具体的な内容を尋ねたところ、最も多かったのは「予算の制約でデザインを妥協した」で12.2%。次いで「完成イメージと実際の仕上がりに違いがあった」が6.4%、「希望の素材感や色合いを実現できなかった」が4.1%となっています。
業者選びで最重視するのは「価格」が39.8%
注文住宅の業者選びで最も重視するポイントについて調査したところ、最も多かったのは「価格」で39.8%でした。続いて「設計力(デザイン提案)」が20.3%、「施工実績や口コミ」が17.2%、「対応力やサポート体制」が16.5%となっており、「デザイン性」については6.3%にとどまっています。
多くの人は注文住宅のデザインに関心を持ちながらも、実際の業者選定においては、見た目の良さそのものよりも、予算とのバランスや提案力、信頼性をより重視していることがわかります。
業者選びの判断基準は「施工実績」が最も役立つ
業者ごとの得意分野がわからない人にとって、どのような情報が最も役立つかについては、「施工実績に基づいたデザイン事例」が41.3%で最多でした。次いで「業者ごとの口コミや施工事例」が38.8%、「業者別デザインスタイルの比較情報」が20.0%となっています。抽象的な説明よりも、実際にどのような家を建ててきたのかがわかる具体例のほうが、判断材料として信頼されやすいということです。
まとめ:デザイン重視も予算とのバランスが重要
今回の調査では、注文住宅においてデザインを重視する人が63.7%と多数派である一方、業者選びで最も重視されているのは価格であることが明らかになりました。理想の住まいを思い描く段階では見た目や雰囲気への関心が高くても、実際の比較検討では費用面が強く意識されるのです。注文住宅を考える際はデザイン性だけに目を向けるのではなく、予算とのバランスや実際の施工事例もあわせて見ながら、自分たちにとって無理のない選択肢を見極めていくことが大切だと言えるでしょう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002531.000044800.html