ネコの腎臓病治療薬の開発秘話『AIMの研究』学研が科学ノンフィクション発売


ネコの腎臓病を治す世界初の薬が誕生
日本では約900万頭のネコが飼われており、家族のような存在として人と暮らすネコの寿命は現在15~20年ほどとされている。しかし、ネコの多くは年を取るにつれて腎臓病にかかり、本来の寿命が来る前に命を落としているのが現状である。腎臓病は一度かかると治すことが難しいとされる病気であり、多くの飼い主さんたちが、このネコの宿命ともいえる病気につらい思いをしてきた。
AIM医学研究所の宮崎徹氏による革新的な研究
この本に登場する研究者・宮崎徹さんは、「AIM」というタンパク質を発見して、ネコの腎臓病治療が期待される薬を開発した。この薬が実用化されればネコの寿命が大きく延びる可能性が出てきている。2026年4月24日、宮崎さんは動物用の治療薬として、農林水産省へ製造と販売の承認を申請した。
挫折と復興を経た研究の歩み
学研ホールディングスのグループ会社である株式会社Gakkenは、2026年4月30日に学研の科学ブックス『AIMの研究 「世界初」のネコが長生きする薬ができるまで』(監修:AIM医学研究所・宮崎徹)の予約販売を開始した。発売予定日は2026年6月4日である。本書ではコロナ禍による研究の頓挫、全国の愛猫家たちの寄付金による研究再始動、そしていよいよ製造販売を目的とした国への承認申請を行ったところまでを追いかけている。東大教授を辞してまで「治せない病気を治したい」と突き進む宮崎徹さんが歩んできた道のりと、それを応援する多くの人たちが登場する、現在形の科学研究のお話である。
科学ノンフィクションシリーズの魅力
学研の科学ブックスは、シリーズ累計発行部数50万部超の小学生向けの実験キットつき書籍『学研の科学』から生まれた科学ノンフィクションシリーズである。思わずあこがれてしまうようなかっこうよい科学者の現在形の研究をわかりやすく、でも手加減せずに描いていく。悩み、失敗して、でもあきらめない研究者のすがたを届ける。
書籍の詳細情報
定価は1,760円(税込)で、判型は四六判・176ページである。電子版もあり、ISBN は978-4-05-206339-8である。文は粟田佳織が、編は学研の科学編集部が担当している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008954.000002535.html