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イーユン・リーがピューリッツァー賞受賞、自死で失った息子たちへの想い

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ノンフィクション
報道発表
Photo: Denise Applewhite(プレスリリースより)

ピューリッツァー賞〈回想録・自伝部門〉を受賞

イーユン・リーの『自然のものはただ育つ』が、2026年ピューリッツァー賞〈回想録・自伝部門〉を受賞しました。本作は、10代の息子二人を自死で失ったあとに記した衝撃のノンフィクションです。

ピューリッツァー賞は1917年にアメリカのジャーナリスト、ジョセフ・ピューリッツァーの遺志に基づいて創設された世界的に権威ある文学賞です。ジャーナリズム、文学、戯曲、音楽の部門ごとに応募された作品を、ピューリッツァー賞委員会が選考して受賞者・受賞作を決定します。

深い悲しみを向き合う記録

イーユン・リーは20年に及ぶ作家生活の中で数々の名だたる賞を受賞してきましたが、本作は初のノンフィクション邦訳刊行として注目されています。著者は次男ヴィンセント(16歳)を2017年に、長男ジェームズ(19歳)を2024年に自死で失いました。

本書で著者は、苦しみや悲しみを乗り越えようとはしていません。むしろ「奈落の底」を住処とし、苦しみとうまく付き合っていこうとしています。苦しみや悲しみはひとそれぞれであり、どの人の「奈落の底」も違っているものだからです。

全米で絶賛される作品

全米各紙が絶賛し、全米図書賞ノンフィクション部門をはじめ、いくつもの文学賞の候補作になった作品です。大切な人を失った経験をもつ人なら、本書の内容に深く共感し、多くの示唆が得られることでしょう。

日本語版は『自然のものはただ育つ』(篠森ゆりこ訳)として、河出書房新社から2025年11月18日に刊行されました。四六判・上製・196ページで、定価は2,640円(本体価格2,400円)です。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001239.000012754.html