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直木賞受賞『ラウリ・クースクを探して』文庫化、2026年6月発売

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ノンフィクション
報道発表
プレスリリースより

高校生直木賞を受賞した傑作が文庫化

宮内悠介さんの小説『ラウリ・クースクを探して』の文庫版が、2026年6月5日(金)に朝日文庫より発売となる。ソ連時代のエストニアを舞台にした本作は、第11回高校生直木賞と第4回加賀乙彦顕彰特別文学賞を受賞した傑作である。また第170回直木賞と第40回織田作之助賞にもノミネートされており、単行本発売後には20を超える媒体が紹介するなど、大きな注目を集めている。

各界から寄せられた絶賛の声

ジャンルを越境して活躍を続ける宮内悠介さんの代表作といえる本作は、ロングセラーとなっており、各界より絶賛の声が相次いでいる。西加奈子さんは「ラウリのような人たちは、世界中にいるだろう。大きな波に翻弄された、小さな命を忘れない」とコメント。小川哲さんは「特定の才を持ちながら基本的には凡庸な人間の話であり、周囲の人々の影響によって正しい道を歩み、ときに誤った道に迷い込んだ人物の話である、つまりは私やあなたの話だ」と述べている。

ゲーム作家・ライターの米光一成さんは「『ああ、これはぼくの物語だ』と思い込んだ。錯覚させられて、没入した」とコメント。声優の斉藤壮馬さんは「誰かの記憶を、記録として残してゆくこと、ささやかな思いの継承が、この本には刻まれています」と冷戦期東欧の若者の運命を描く作品の意義を指摘している。

多面的な表現で描かれた青春の物語

書評家の渡辺祐真さんは「少年たちが切磋琢磨する青春小説、精霊への信仰とコンピューター技術とが神秘的に重なり合う技術小説、ソ連崩壊の渦にのみ込まれていく政治小説など、多面的で疾走感のある傑作」と評価している。本作はソ連時代のバルト三国・エストニアに生まれたラウリ・クースクがコンピュータ・プログラミングで稀有な才能を示し、モスクワで活躍することを目指しながら、ソ連の崩壊とエストニアの独立という歴史の波に翻弄されていく人生を描いている。

著者・宮内悠介について

宮内悠介は1979年、東京都生まれで、幼少期をニューヨークで過ごした。2012年の単行本デビュー作『盤上の夜』で日本SF大賞、2013年『ヨハネスブルグの天使たち』で日本SF大賞特別賞を受賞。その後も2017年『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で三島由紀夫賞、2018年『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)、2020年『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、受賞歴豊富な作家である。

文庫版の発売詳細

『ラウリ・クースクを探して』の文庫版は、朝日文庫(朝日新聞出版刊)より2026年6月5日(金)に発売される。定価は957円(本体870円+税10%)である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002395.000004702.html