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芥川賞候補作発表、文學界から2作品がノミネート

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報道発表
プレスリリースより

文學界掲載の創作2作品が第175回芥川龍之介賞の候補作に選出

株式会社文藝春秋の文芸誌「文學界」掲載の創作2作品が、第175回芥川龍之介賞の候補作にノミネートされた。村司侑さんの「ソリティアおじさんがいた頃」(文學界5月号)と、鈴木涼美さんの「悪い血」(文學界6月号)である。第175回芥川賞の選考会は7月15日(水)に都内で行われる予定となっており、両作品ともに7月6日(月)に単行本の刊行が予定されている。

ノミネート作品「ソリティアおじさんがいた頃」について

村司侑による本作は、かつての職場にいた黒野田さんの死を通じて描かれる人生の停滞についての物語である。「ソリティアおじさん」と心の中で呼んでいた黒野田さんはかつて有能な社員だったという。通夜に参列することになった主人公は、その死を通じて人生と向き合うことになる。黒野田さんの最後の愛弟子だった海史や、中途入社した会社での経験、気づけば30を超えていた自分自身のことなど、様々な事柄に直面することになるのだ。著者は1979年生まれで、九州大学文学部を卒業し京都府在住。本作で第131回文學界新人賞を受賞しデビューしている。

ノミネート作品「悪い血」について

鈴木涼美による本作は、思いがけない妊婦検診を受けることになった主人公が、抜き取られた血液を巡って展開する物語である。管四本分の血液が抜き取られた主人公は、深夜に目が覚めると猛烈に何かが許しがたい気持ちに突き動かされる。自分の血液を奪還するため、夜の病院へと足を踏み出すことになるのだ。ビジュー付きのサンダルで病院への階段を下りながら、主人公に突きつけられる数々の過去の行いが描かれていく。著者は1983年生まれで東京都出身。慶應義塾大学卒業、東京大学大学院修士課程修了である。「ギフテッド」「グレイスレス」で二作連続芥川賞候補となり、本作で3回目のノミネートとなる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001009.000043732.html