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中国文学の怪物作家・閻連科『聊斎本紀』が日本翻訳大賞受賞、重版決定

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報道発表
プレスリリースより

発禁処分の傑作が日本翻訳大賞を受賞

河出書房新社から2025年4月に刊行された長篇小説『聊斎本紀』(著:閻連科、訳:谷川毅)が、「第十二回日本翻訳大賞」大賞を受賞しました。2026年4月27日の発表を受けて、6月8日に重版が出来たことがお知らせされています。

中国社会の不条理を鋭く描き続け、たび重なる発禁処分を受けてきた現代中国文学を代表する作家・閻連科。本作は中国古典『聊斎志異』を大胆に再構築した作品で、ノーベル文学賞の有力候補とも目される〈怪物作家〉が生み出した新境地です。

怪異譚と現実が交錯する壮大な物語

『聊斎本紀』は、幻想文学と怪異譚の魅力を現代的想像力によってよみがえらせた長篇。「朕は死ななくてはならんが、この絵師は永遠に生きるのだな」という皇帝の言葉で始まる物語は、天下一の絵師が絵の中に自らを封じこめるという奇想天外な展開へ。皇帝が見続ける銀色の狐の夢、心臓を食べて転生しようとする妖怪、孔子の末裔と蘭の香りに包まれた絶世の美人三姉妹など、次々と引き寄せられる物語の中で、異界と現実が混淆し逆転していきます。

中国では出版不可能な意欲作が日本で高く評価される

大陸では出版できない本作は、2025年4月の刊行時から読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、雑誌ダ・ヴィンチなど多数のメディアが書評を掲載し、話題になってきました。翻訳を手がけた谷川毅氏は長年にわたり閻連科作品を日本に紹介してきた翻訳者で、その精緻な訳文によって、本作の濃密な世界観を鮮やかに伝えています。読者からも「新境地の大傑作!」「中国文学の新たな到達点」などの声が寄せられており、待望の重版刊行となります。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001260.000012754.html