第16回写真コンテスト「飛鳥のたてもの」
「日本の原風景」とも言われる飛鳥の風景の中には、悠久の歴史とともに人々の暮らしを支えてきた様々な「たてもの」(建物)が垣間見えます。地中に眠る古代のたてものの手がかりを伺わせる宮殿跡、いにしえの歴史を受け継ぐ神社・仏閣、地域の人びとの暮らしやなりわいの場となって来た懐かしい雰囲気の町並み。
このようなかけがえのない飛鳥の風景は、規制も含めたさまざまな法制度や地域の人びとによる粘り強い取り組みによって受け継がれてきたものです。今年、開館50年を迎えた飛鳥資料館のたてものもまた、モダンでありながらも周囲の自然や古都・飛鳥の風景に馴染んだデザインを今に伝えてきたのです。
当館の開館50年の節目にあたり、第16回写真コンテストでは作品テーマを「飛鳥のたてもの」としました。飛鳥の貴重な風景をかたちづくる「たてもの」をテーマとして、魅力あふれる作品を募集・展示します。