坂本龍一が複合現実(MR)の空間によみがえる --《KAGAMI》待望の日本初上演へ
2026年6月27日(土)からVS.(グラングリーン大阪内)にて

坂本龍一のピアノ演奏を三次元的に捉え、
複合現実(MR)の空間に再び立ち上げる作品《KAGAMI》。
本作は、坂本龍一とTodd Eckert率いるTin Drum(プロデュース・ビジュアル制作) が、坂本の最後の4年間を費やして共に制作したプロジェクトです。2023年、ニューヨーク〈The Shed〉での世界初演以降、《KAGAMI》はロンドン、マンチェスター、台北、シンガポール、メルボルン、イタリア、香港など世界各地で上演され、大きな反響を呼び続けています。そして今回、待望の日本上陸を果たします。
観客は特殊な透過型ヘッドセットを装着し、独自の三次元映像技術によって精緻に再現された坂本龍一の姿を目の当たりにします。象徴的なグランドピアノに向かうその姿は、音楽と呼応するTin Drumによる幻想的な3Dビジュアルとともに空間に立ち上がり、まるでその白髪に手が届きそうなほどの存在感を放ちます。現実のコンサートでは決して叶うことのない距離で、研ぎ澄まされた演奏と対峙する――。そこには、かつてない没入体験が待っています。
また会場には、映像や写真、テキストに加え、坂本龍一自身が調香した「香り」も漂います。空間全体が、訪れる人の感覚を静かにひらいていくことでしょう。
英国 The Guardian 紙は本作を
「彼の生前には多くの人が体験できなかったであろう、魔法のような体験」
と評しました。
静謐でありながら深い余韻をたたえた《KAGAMI》。
それは坂本龍一の音楽を映し出す、静かな“鏡”のような作品です。
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現実の中にヴァーチャルな僕がいる。
ヴァーチャルな僕は歳をとらずに、何年、何十年、何百年とピアノを弾き続ける。
その時人類はいるだろうか?
人類の次に地球を征服するイカが聴いてくれるのだろうか?
彼らにとってピアノとは?
音楽とは?
そこに共感は成立するのだろうか?
何十万年の時を跨ぐ共感が。
ああ、だけどそれまで電池がもたないな。
坂本龍一
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坂本龍一は、私に「世界の聴き方」を教えてくれた人でした。
殺伐としたアメリカの都市で過ごしていた多感な十代の頃、私は彼の音楽に出会いました。その音楽は、あまりに美しく、切実で、それまで聴いたどんなものとも違っていました。芸術においても、人生観という点でも、私のなかの「可能性」という概念を変えてしまったのです。
坂本龍一という存在を知ることができた幸運、そして病や世界的な混乱という困難を乗り越え、生の限界を超える作品を共に創り上げられたことに、深く感謝しています。
『KAGAMI』の中で、彼は永遠に聴衆と出会い続けます。それは私たちが最初から掲げていた願いであり、ディレクターとしてこれ以上に光栄なことはありません。
Todd Eckert / Director & Producer of KAGAMI
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RYUICHI SAKAMOTO & TIN DRUM
KAGAMI+
会期:
2026年6月27日(土)~10月12日(月・祝)
https://sakamoto-kagami.com/
会場:
VS.(ヴイエス)
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町6-86
グラングリーン大阪うめきた公園ノースパークVS.
https://vsvs.jp/
※チケット情報、企画詳細は、続報をお待ちください。
CAST & CREATIVE
Artist
坂本龍一
1952年東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』、『BEAUTY』、『async』、『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞など多数受賞。『LIFE』、『TIME』などの舞台作品や、韓国や中国での大規模インスタレーション展など、アート界への越境も積極的に行なった。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。2023年3月28日逝去。
https://www.sitesakamoto.com/
Tin Drum
Production Team
Tin Drum(ティン・ドラム)は、複合現実(Mixed Reality)デバイス向けコンテンツを制作する、世界をリードするスタジオです。
2016年にトッド・エッカートによって設立され、ニューヨークを拠点に、アーティスト、エンジニア、デザイナー、テクノロジストなど多様なクリエイターが集うコレクティブとして活動しています。
彼らは、独自の立体的な表現と現実世界を融合させることで、これまでのメディアでは実現できなかった体験を生み出しています。その成果は現代に前例のないものであり、記録されたパフォーマンスにおける観客との関係性の定義そのものを変えつつあります。
Tin Drumは、世界的に著名なアーティストやクリエイター、パフォーマーとのコラボレーションによって作品を制作しており、最新作ではイアン・マッケランとともにMR演劇作品 『An Ark』 を手がけています。
2016年、トッド・エッカートにより設立。ニューヨークを拠点とする制作チーム。複合現実(Mixed Reality)デバイス向けコンテンツの分野で先駆的な作品を発表し、アーティスト、エンジニア、デザイナー、テクノロジストら多様なクリエイターが集うコレクティブとして活動している。独自の立体表現と現実世界を融合させることで、従来のメディアでは実現しえなかった没入的体験を創出。記録されたパフォーマンスと観客との関係性に新たな可能性を切り開いてきた。これまでに世界的なアーティストやクリエイター、パフォーマーとの協働を重ね、近年はイアン・マッケランとともにMR演劇作品『An Ark』を手がけている。
https://tindrum.io/
Todd Eckert
Director
トッド・エッカートは、常に音楽に強く突き動かされてきました。
14歳のときに音楽ジャーナリストとして初めて記事が掲載され、17歳でアメリカの全国誌 OnlyMusic Magazine の編集者となりました。
その後、ジョイ・ディヴィジョンのリードシンガー、イアン・カーティスを描いた長編映画 『Control』 をプロデュース。この作品はカンヌ国際映画祭でプレミア上映されました。
2012年には複合現実(Mixed Reality)技術企業 Magic Leap に参加し、コンテンツ開発ディレクターを務めます。その後2016年に同社を離れ、Tin Drum を創設しました。
エッカートは、マリーナ・アブラモヴィッチを起用した作品 『The Life』 を監督。この作品は2019年、世界初の大規模な複合現実パフォーマンスとして初演されました。
また、Tin Drumの最新作 『An Ark』 をコミッションし、プロデュースしています。
トッド・エッカートは、アメリカのディレクター、プロデューサー。14歳で音楽ジャーナリストとして初めて記事が掲載され、17歳で全米誌『OnlyMusic Magazine』の編集者となる。のちにジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリスト、イアン・カーティスを描いた長編映画『Control』をプロデュースし、同作はカンヌ国際映画祭で上映された。2012年には複合現実技術企業Magic Leapに参加し、コンテンツ開発ディレクターを務める。2016年にTin Drumを設立。マリーナ・アブラモヴィッチを起用した『The Life』を監督し、同作は2019年、世界初の大規模な複合現実パフォーマンス作品として初演された。近作に、Tin DrumによるMR演劇作品『An Ark』がある。
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