三國清三シェフが71歳にして新店舗をオープン! 激動の時代を駆け抜け、人生第二章で何をしたいのかを記した渾身の自伝を出版
扶桑社は、日本フランス料理界の重鎮・三國清三(みくに きよみ)氏の自伝『三國、燃え尽きるまで厨房に立つ』を2025年9月29日(月)に発売いたします。

「僕の人生はまだこれから。人生第二章でなにをやろうとしているのか。それを皆さんに伝えたい」
40年前、三國氏が30歳でオープンした「オテル・ドゥ・ミクニ」(東京・四ツ谷)。
一度は閉店寸前までいくものの、一億総グルメブームの波に乗り、予約の取れない人気店に。
バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍など、数々の困難を乗り越え、
37年間ほぼ満席だった名店です。
「オテル・ドゥ・ミクニ」は2022年末に惜しまれながら閉店――。
同じ場所に2025年9月、カウンター8席だけの店「三國」がオープンしました。
ここは71歳の三國が、ひとりで切り盛りする店。
いよいよ人生第二章。
「僕は、来世でやろうとしたことを今世でやることにした」。
三國氏は料理人として、経営者として、「ミクニ」をどう育て、グループを大きくしてきたのか。
激動の昭和、平成、令和を超えた、正面突破の生きざまに迫る渾身の自伝です。
〈本書「はじめに」より一部抜粋〉
2025年9月、僕は東京・四ツ谷にカウンター8席だけの店「三國」をオープンさせた。
71歳、料理人としての第二章のスタートだ。
一人で料理に向き合うこと、お客様一人ひとりに向き合うこと―。
グランメゾンを率いていたときにはできなかった夢を、僕はこの店で実現させたいと思っている。
〈中略〉
料理人としてのピークは、個人差はあれど60代といえる。70歳から新しいことを始めるなんて、三國は大丈夫なのか、と心配する声もたくさんいただいた。
だが、そんなことはやってみなければわからないではないか。人が無理だと思うことをやる、それはこの本にもたっぷり書いたように僕の生き方でもあるのだ。まだ燃え尽きるわけにはいかない71歳の僕の夢の話に、どうかおつき合いいただきたい。

1985年開店したばかりの『オテル・ドゥ・ミクニ』の前に立つ三國氏(写真左・当時30歳)と現在の三國氏(同右・71歳)
37年間続いた「オテル・ドゥ・ミクニ」を更地にし、カウンター8席だけの店「三國」をオープン
2022年に「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店し、新たな挑戦がスタート。
思い出の詰まった愛着ある店の建物はすべて壊して更地にし、同じ場所オープンしたのが、カウンター8席だけの店「三國」です。
納得のいく食材を自分で仕入れ、食材の状態とお客様の要望を聞きながら、スポンタネ(即興)で料理を作る…。三國氏が長年持ち続けていた夢が形になりました。
書籍の中では、三國氏が内装工事に立ち会う様子も紹介しています。

内装工事中の「三國」店内

看板取り付け前の「三國」店舗前

完成したばかりの真新しい厨房に立つ三國氏
目次
プロローグ
決意 1982年 フランス料理修業からの帰国
第1章
創生 1985年 四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」開店
第2章
飛躍 1994年~ 新生「ミクニ」で時代の風に乗る
第3章
挑戦 1996年~ ミクニグループ多店舗化始まる
第4章
試練 2003~2011年 経営の危機をどう乗り越えたか
第5章
勲章 2007~2015年 まさか星なし!? ミシュランとの決別
第6章
進化 2020年~ 最大の危機・コロナ禍で新たな決意をした
【著者プロフィール】
1954年北海道増毛町生まれ。中学卒業後、札幌グランドホテルや帝国ホテルで修業し、駐スイス日本大使館料理長に20歳で就任。その後名だたる三つ星レストランで腕を磨き、8年後に帰国。85年、東京・四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開店。予約の取れないグランメゾンとなる。世界各地でミクニ・フェスティバルを開催するなど国際的にも活躍する一方で、子どもの食育活動やスローフード推進などにも尽力している。2020年に YouTubeチャンネルを始め、登録者数54万人の人気チャンネルになる。22年、惜しまれな がらも「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店、25年、カウンター8席の「三國」を開店。【書誌情報】
タイトル:『三國、燃え尽きるまで厨房に立つ』定価:1760円(税込)
発行:扶桑社
発売日:2025年9月29日(月)
判型:四六版
ISBN:978-4594100896
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