奈良で食べる!安全・安心、野生のお肉「ならジビエ」シンボルマーク募集
最近、注目度があがっている「ジビエ」料理。一昔前まで、狩人、マタギ、山奥の郷土料理のイメージがあったが、野生動物の脂肪が少なく引き締まっている肉は高たんぱくで低カロリーであることからヘルシーなイメージが定着した。獣肉処理施設の数が増えたことにより都内でも食べられるお店が次々にオープンしている。
「ジビエ」とはフランス語で、狩りによって得た野生鳥獣のお肉のこと。自分の領土で狩った獲物を料理するということは、狩りができる領地を持っていることを誇示することができるので、ヨーロッパでは貴族たちの伝統料理として発展してきた。コルベール(真鴨)やリエーブル(野兎)が代表的だが、狩りの対象となっている野生鳥獣類が全てジビエになる。
日本でジビエというと、猪、鹿が主であり、狩りと関わりの深い諏訪大社がある長野県が最も有名だが、歴史をたどれば推古天皇が奈良県菟田野(現:宇陀市)にて、初めて薬猟(くすりがり)を行ったという記述が「日本書紀」にある。鹿の若角や薬草を摘むのが目的だが、獣肉を薬食(くすりぐい)と呼んで食用にしていたという説がある。
奈良県では、昨年、自治体によって県内初のジビエ食肉加工施設「ジビエール五條」を開設。五條市は地域の7割が山林なので農作物の鳥獣被害に苦しめられてきた。大量の猪・鹿を狩りや駆除で捕獲して食肉加工し、料理店に卸したり、道の駅で販売している。同市の幼稚園・小・中学校の給食にボタン汁(イノシシの肉)が出されるなど、地元特産品としての「ならジビエ」が浸透している。
ジビエ料理を食べたことがない人は、まだ多いかもしれない。一度食べてみるとその野性味あふれる味わいに魅了されるだろう。この機会に是非、ジビエデビューをして「ならジビエ」シンボルマークに応募してみよう!
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公募情報の詳細はこちら:
https://www.koubo.co.jp/web/2/detail023337.html
「ならジビエ」シンボルマーク(2016年08月31日〆切)