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文章を書く7大お悩みを解決!①:弱点を自覚しよう

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書くことが思いつかない、ありきたりになってしまう、なぜあんな構成にできるのか。お悩みは尽きない。そこで文章指導の名人3人への取材をもとに、書きたい人のお悩みをテクニックで解決する!

どこでつまづいているか弱点を自覚しよう

方策や技術を知れば悩みの半分は解決

作文やエッセイなどの文章を書いている人や書きたい人に話を聞くと、下記のような悩みを口にすることが多い。
そして、このあとに「文才がないんです」と続ける。
それだけは絶対に言ってはいけない。才能のせいにしたって何も始まらないからだ。
確かに才能は必要だが、読むのも書くのも嫌いという人ならともかく、どちらも好きという人にはある程度の才能が備わっている。
にもかかわらず書けないのは、方策や技術を知らないから。
実際、テクニックを覚えれば、悩みの半分は解消する。あとは十分に自分のものにするだけ。
弱点を自覚し、それを克服する解決策を探ってみよう。

文章を書く7大お悩み

1.何も思いつかない

テーマを与えられても、何も浮かばない。頭の中は真っ白。机の前でねばるも、原稿用紙は白いまま。

2.うまくまとまらない

書きたいことはいろいろ浮かぶ。しかし、どこからどう書き始め、どう筋道を立てればいいかわからない。

3.内容がありきたり

文章は悪くないと思うが、どうも内容がありきたりで、話が平凡、平板。何か足りないような気がする。

4.伝わらない

書くべきことはちゃんと書いているつもりなのに、なぜか十分に伝わらない、共感が得られないと思ってしまう。

5.うまく表現できない

文章家と言われる人のように「うまい」と言われる表現をしてみたいが、何をどう書いていいかわからない。

6.構成に芸がない

話はちゃんと帰結していると思うが、どうも芸がない。名人芸と言われるようなテクニックを身につけたい。

7.入選しない

うまく書けなかった作品なら落選しても仕方ないが、よく書けていると思えるのに、なぜか入選しない。

皆さんをお助けする3人の先生

近藤勝重先生

コラムニスト、ジャーナリスト。『早大院生と考えた文章がうまくなる13の秘訣』『書くことが思いつかない人のための文章教室』『必ず書ける「3つが基本」の文章術』など著書多数。

樋口裕一先生

小論文指導の第一人者。多摩大学名誉教授、東進ハイスクール客員講師。
小論文指濤の「白藍塾」では「ライター・編集者プロ修業コース」を開講。『ホンモノの文章力』など著書多数。

鈴木信一先生

公立高校の現役国語教師。毎夏、一般向け創作講座開講。『800字を書くカ』『文才がなくても書ける小説講座』『受験生のための現代文読解講座』『書く力は、読む力』などの著書あり。

 

※本記事は「公募ガイド2018年4月号」の記事を再掲載したものです。