モニター完全ガイド6: モニターの達人インタビュー


tamaさん
モニター歴12年超。アンケートモニターの総合情報サイト(https://goodmonitor.web.fc2.com/)を運営中。経理職が長く、特技は電卓の早打ち。
複数登録してみて合うところを探す
――何社ぐらいに登録して、どれくらい稼げますか。
今は15社ぐらい。アンケートは月4000円ぐらいだと思いますが、座談会などに該当した月は1万円を超えます。
――座談会は地方にもある?
地元密着でやっている調査会社もあります。座談会は一社から続けて採用されることはないので、複数のサイトに登録すると参加しやすいです。
――アンケートモニターを長続きさせるコツはありますか。
やりたいものだけに参加すること。相性のよいサイトを見つける複数登録してみて、合うところを探すことです。猫を飼っているとキャットフードの試用モニターの依頼が来るのですが、キャットフードのメーカーがクライアントにいるかどうか、登録してみないとわかりませんので。
――適当に答えていると、アンケートが来なくなるとか?
不正な回答をチェックする質問がアンケートに入っていることも。チェックに引っかかるとアンケートが来なくなることもあります。
――最後にアドバイスを!
今、新型コロナウイルスの問題で座談会が少ないのですが、代わりにオンラインインタビューが増えています。日頃のアンケートに真面目に答え、スマホでもいいのでオンラインに対応できる態勢を整えていると稼げると思います。
とっておきの話
嘘や知ったかぶりは絶対にダメ
登録時に属性をごまかさないこと。対象者に選ばれても、詳しい人向けの質問ばかりで答えられない。
知ったかぶりもダメ。属性のごまかしは不正回答につながる。ウソは論外。
地方限定のモニター会社も
市場調査会社があるのは東京が多いが、地域に密着して活動している会社も。そうした調査会社は地域限定の参加型調査もあるので、安心できる調査会社を探してみよう。
コロナの影響で座談会が少ない?
対面型の調査はクライアントからの依頼が減ったが、徐々に戻りつつある。
また、リモートでの座談会が増え、これなら居住地を問わないので遠方の人も参加できる。
モニター会社によって参加できる調査が違う
アンケートはどの会社でも参加できるが、座談会、覆面調査などのモニターは募集がないところもある。いろんなモニターがあるので、たくさん試すとよい。
春香さん
50社に登録し、年間65万円稼ぐ。首都圏に在住。春香さんはサイト「アンケートモニターの達人」を運営。
http://blog.livedoor.jp/haruka87a/
ネットアンケートは少額だが化ける
――月にどれくらい稼げますか。
私はネットアンケートに1日2時間かけるので月60時間。ある月のネットアンケートの収入は1万5000円でした。時給にすると250円、安すぎる!と考えてしまいますが、この作業には座談会などに参加するためのスクリーニング(選別)調査も含まれています。つまり、大きな額を稼ぐなら座談会などの案件を多くもつサイトを選ぶといいということです。
――座談会に参加できない方は?
マクロミルとinfoQは地域に関係なくオススメです。地方の方にオススメなのはトルーナとオピニオンワールド。この2社は外資系で、座談会などはないのですが、アンケートのポイントは高い。
――お得な調査はありますか。
長期調査です。これに選ばれると一つのテーマにそって毎月アンケートに答えますが、月3500円もらえるものもありました。通常のアンケートで人気のものは数十分で締め切ってしまうこともありますが、その心配もありません。
――これまでの最高額は?
訪問調査というものがあり、自宅に来て、インタビューされたり、どんな商品を使っているかビデオで撮ったりし、5時間で6万円もらいました。
――アンケートにしっかり答え、調査会社に信頼されているからですね。ありがとうございました。
※本記事は「公募ガイド2020年8月号」の記事を再掲載したものです。