山陰から伝統の技が躍動!第71回日本伝統工芸展で地元作家16名が快挙達成 ─美しき日本の匠の技が松江に集結─
日本の伝統工芸界で最も権威ある展覧会「第71回日本伝統工芸展」が、12月11日から島根県立美術館で開催されることが発表された。注目すべきは、山陰地方在住の作家による過去最多となる16点もの作品が入選を果たしたことだ。
70年の歴史を持つ本展は、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸という7部門で構成され、全国の精鋭たちが技を競い合う。今回の松江展では、重要無形文化財保持者(人間国宝)による41点の作品をはじめ、受賞作16点を含む総数270点が一堂に会する。
展覧会の見どころとして、日本工芸会総裁賞を受賞した原智氏による「鐡地象嵌花器」や、高松宮記念賞を受賞した満丸正人氏の木芯桐塑和紙貼「あかばな」などの傑作が挙げられる。さらに、人間国宝の宮本貞治氏による記念講演会「木工芸-素材の魅力と表現の美-」も12月15日に予定されている。
会期中は各分野の専門家によるギャラリートークも開催され、伝統工芸の深い魅力に触れる機会も用意されている。高校生以下は入場無料となっており、若い世代への伝統文化の継承にも力を入れている。
なお、会期は12月25日までとなっており、クリスマス期間中には松江プラバ少年少女合唱隊によるコンサートも予定されている。日本の伝統工芸の粋を集めた本展は、年末の松江の文化シーンを彩る一大イベントとなりそうだ。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000846.000036130.html