京都の伝統と革新が融合!第2回クラフト&デザインコンペ「TRADITION for TOMORROW」が熱い応募を募集中


京都の伝統工芸の未来を切り拓く、注目のコンペティションが今年も開催される。京都伝統産業ミュージアムが主催する「第2回 京都クラフト&デザインコンペティション TRADITION for TOMORROW」の応募要項が7月1日に公開された。今回のテーマは「守・破・創:伝統工芸の継承と革新」。伝統を守りながらも、新たな視点で革新を生み出す作品が求められている。
本コンペティションは、京都の伝統産業に新たな息吹を吹き込むことを目的としている。現代のライフスタイルに合わせた工芸品や製品の提案を募集し、優れた作品を顕彰する。さらに、展示や販売・受注の機会を設けることで、つくり手の支援にもつながる意義深い取り組みだ。
応募部門は「職人・作家部門」と「学生部門」の2つ。職人・作家部門は京都にゆかりのある伝統工芸の職人や作家が対象で、学生部門は全国の芸術系大学生・専門学校生が対象となる。グランプリには100万円、学生部門賞には30万円、オーディエンス賞には10万円の賞金が用意されている。
審査員には、華道家・写真家の池坊専宗氏をはじめ、デザイナーや企業経営者など、各界の第一線で活躍する5名が名を連ねる。多角的な視点から作品が評価されることで、より革新的な作品の発掘が期待される。
応募期間は2025年8月18日から11月16日まで。一次審査を通過した作品は、2026年2月7日から3月22日まで京都伝統産業ミュージアムで展示される。最終審査を経て、3月22日に授賞式が行われる予定だ。
昨年の第1回コンペティションでは、株式会社表望堂の島本恵未さんによる「ボンボウニエール」がグランプリを獲得。学生部門賞には京都工芸繊維大学大学院の粟竹知佳さんの「御神木皮の御朱印帳」が、オーディエンス賞にはN's 1182の前田雄亮さんの「Bombyx Coat」が選ばれた。
伝統と革新の融合、そして次世代の工芸を担う人材の発掘。「TRADITION for TOMORROW」は、京都の伝統工芸の未来を照らす重要な舞台となっている。応募や詳細については、公式サイトを確認してほしい。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000077909.html