世界が注目!障害者アートの祭典「HERALBONY Art Prize 2025」が規模拡大で開催決定
世界28カ国から約2,000点もの作品が集まった「HERALBONY Art Prize」が、2025年も開催されることが決定した。2回目となる今回は、東京建物株式会社をプラチナスポンサーに迎え、さらなるスケールアップを図る。
「限界はない。障壁を越え、創造性を解き放て!」をテーマに掲げる本アワードは、障害のあるアーティストたちの才能を広く世に知らしめる場として注目を集めている。前回のグランプリ作品『ヒョウカ』を手がけた浅野春香氏は、「社会で正当に評価されたい」という強い思いを作品に込め、多くの人々の心を揺さぶった。
今回の展覧会は2025年5月31日から6月14日まで、東京・SMBCアースガーデンにて開催。さらに注目すべきは、グランプリ作品が東京だけでなく、ヘラルボニー本社のある岩手、そしてフランス・パリでも展示されることだ。これにより、日本発の障害者アートの魅力を世界に向けて発信する。
審査には、金沢21世紀美術館チーフ・キュレーターの黒澤浩美氏や東京藝術大学長の日比野克彦氏をはじめ、海外からもCreativity Exploredのハリエット・サーモン氏、アウグスティヌム財団のクラウス・メッヘライン氏など、国際的な専門家が名を連ねる。
グランプリには賞金300万円が贈られ、企業賞受賞者は協賛企業のサービスやプロダクトへの採用機会も得られる。応募期間は2024年11月13日から12月30日まで。平面作品であれば、絵画、版画、デジタルアート、写真など、ジャンルは問わない。