"花の甲子園"が6年ぶりに実地開催!「全国高校生フラワーデザインコンテスト」で若き才能が競演、無料観覧で花の魅力を体感
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)は、12月15日に名古屋市中小企業振興会館で「第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテスト」を開催する。2019年以来、約6年ぶりの実地開催となる今回は「多様性」をテーマに、高校生たちの斬新な感性が花開く。
本コンテストは、フラワーデザインを通じて若い世代の芸術性と創造力を育むことを目的とした"花の甲子園"とも呼ばれる大会だ。参加者は農業高校を中心に、個人参加も含めて広く募集している。作品は生花を70%以上使用したアレンジメントで、環境への配慮も重要な審査ポイントとなる。
今回の記念すべき第20回大会では、文部科学大臣賞や農林水産大臣賞など、栄誉ある賞が用意されている。さらに来春からは、入賞者を対象としたフラワーデザイナー資格取得支援プログラムも開始。受講料全額免除や技術指導など、若手デザイナーの夢を応援する新たな取り組みが始まる。
一般公開日には、誰でも参加できるワークショップも開催。2,000円で多様な植物素材を使ったクリスマスのドア飾りを制作できる。高校生たちの個性豊かな作品展示と合わせて、フラワーデザインの魅力を存分に体験できる機会となっている。
なお、観覧は無料。プロのフラワーデザイナーによる作品講評や、参加校の生徒同士の交流など、次世代の花のアーティストたちの成長を間近で見られる貴重な機会となっている。