誰もが弱者。~あなたが書けば、社会は変わる~「第5回SDGs『誰ひとり取り残さない』小論文/イラスト コンテスト」
あなたが思う「取り残されている人」とは、どんな人ですか。 その人のために、あなたができること、したいことは何でしょう? その思いを、文章やイラストで表現してみませんか? 横浜・野毛をベースに活動する野毛坂グローカル主催の本公募。求めているのは、若い世代(26歳以下)の自由な発想です。締切は2025年1月1日。大賞受賞者には3万円が贈られるほか、約150作品に賞が用意されています。
取り残される人、取り残される自分
2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs。脱プラスチック、食品ロスなどの問題は、企業中心に取り組まれ、社会にも浸透しています。一方、その理念「誰ひとり取り残さない(leave no one behind)」については、深く考える機会が少ないのではないでしょうか。
貧困、病気、障害、LGBTQ+。周囲には見えづらい、たとえば家族間の悩みなどに苦しんでいる人もいるでしょう。そこには、あなた自身の姿もあるかもしれません。そんな、生きづらさを抱えて苦しんでいる人すべてが、「取り残される人」といえるでしょう。
野毛坂グローカルの夢
そのSDGsの理念「誰ひとり取り残さない」をコンテスト名に掲げる主催者、野毛坂グローカル。つい、あのアイドルグループが目に浮かぶネーミングですが、由来は活動本拠地である横浜・野毛山と、グローバルとローカルを合わせたのだそうです。
運営は、JICA専門家として国際開発協力に20年以上携わってこられた奥井代表をはじめ、大学等で教鞭をとられる方や学生が中心。さらに参加者の職業はさまざまで、中には小学生も。地域の町づくりから、発展途上国支援まで国内外で幅広く支援活動をしています。
そのビジョン(夢)は「住む人『誰もが』幸せを感じる多文化共生の地域コミュニティづくり」。『誰もが』には、人付き合いが苦手、クヨクヨするなど、障害者、高齢者、言葉のできない外国人、子育て中で孤立する人…、みんな同じく「弱い部分を持つ人」とする考えが込められているそうです。
カタチじゃない、ココロがたいせつ
コンテスト名に「小論文」とありますが、形式は自由。主催者の方によれば、過去受賞作には詩のような作品もあったとのこと。イラスト部門についても同様で、文字数がオーバーしなければ4コマ漫画のようなものでもOKです。形式よりも、熱意が重要!
前回は、著者自身が鉄欠乏性貧血と起立性調節障害により、周囲の心ない言葉に苦しんだ体験を綴った作品、ホームレス支援活動で感じた思いを綴った作品、ミャンマー出身の著者が母国の実情とともに「誰ひとり取り残さない国づくり」を訴えた作品が大賞を受賞。
その他、主催サイトでは過去4回分の入賞作品が閲覧できます。あなたと同じ思いの人、新たな気づきをくれる人とめぐり会えるかもしれません。
ここから始まる、グローカル活動
書きたいことは思い浮かびましたか? 周囲を注意深く観察してみると、「取り残されてしまっている人」が少なくないことに気づかされますね。
このコンクールを機会に、さまざまな活動に参加することもおすすめ。きっと自身の成長、そして救いにつながるはずです。
40代で保育士デビュー。子どもたちから学ぶことが多い日々。”あやとり”が下手過ぎて、5歳の男の子に叱られ、特訓中。
出典: https://nogezaka-glocal.com/dh5/
コンテストの趣旨がより明確に伝わるよう、公式サイトの画像を一部引用させていただくケースがございます。掲載をご希望でない場合は、お問い合わせフォームよりお申し付けください。