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63歳で芥川賞!世界が注目する作家・若竹千佐子が明かす"台所からの哲学" ― 待望の初エッセイ集で語る人生の深み

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報道発表
若竹千佐子『台所で考えた』 河出書房新社(プレスリリースより)

身近な日常から人生の真髄を紡ぎ出す若竹千佐子の初エッセイ集『台所で考えた』が2024年11月25日に河出書房新社より発売される。本書は、63歳で芥川賞を受賞し、世界的な注目を集める作家となった著者が、台所という身近な場所から見出した深い洞察と人生哲学を綴った珠玉の36篇を収録している。

『おらおらでひとりいぐも』で2018年に芥川賞を受賞した若竹は、その後、作品が世界10か国以上で翻訳されるなど、国際的な評価を確立。2022年にはドイツの権威ある文学賞であるリベラトゥール賞を受賞し、その文学的価値が広く認められている。

本書では、夫との死別を経験し、主婦から作家へと人生の転換を遂げた著者が、日常生活の中で考えた「生きる意味」や「老いの自由」について、独自の視点で語っている。収録されている「ドラゴンボール」では、NHK『こころの時代』でも反響を呼んだ、人生の儚さと美しさを描いた印象的な物語が展開される。

1954年、岩手県遠野市に生まれた若竹は、幼い頃からの「作家になる」という夢を持ち続け、55歳で小説講座に通い始めた。8年の歳月をかけて執筆した『おらおらでひとりいぐも』でデビューを果たし、史上最年長での文藝賞受賞という記録も打ち立てている。

『台所で考えた』は、身近な人との死別、孤独と自由、新しい老いの形、自分を知る楽しさなど、誰もが直面する普遍的なテーマを、著者独自の温かな視点で掬い取った一冊となっている。四六変型判上製168頁で、価格は1,595円(税込)。電子書籍版も同日発売予定である。

出典:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039251/