SNS時代の"物作り"に新提案!「無駄づくり」の天才が語る、不完全でいい創造の哲学
SNSで30万人以上のフォロワーを魅了し、「インスタ映え台無しマシーン」など独創的な発明で知られる藤原麻里菜氏が、初のエッセイ集『不器用のかたち』を小学館より刊行する。本書では、これまでの「無駄づくり」とは一線を画し、ニット編みからガラス細工まで、22種類の異なる物作りに挑戦。その試行錯誤の過程を等身大の言葉で綴っている。
数々の受賞歴を持ち、企業からの依頼も途切れることのない彼女だが、本書では完璧を求めない物作りの楽しさに焦点を当てる。SNSの影響で他者からの評価が重視される現代社会への警鐘も込められており、「不恰好でも、未完成でもいい」という新しい物作りの価値観を提示している。
本書には藤原氏が挑戦した作品がフルカラーで収録されており、読者は石粉粘土やボトルシップなど、様々なジャンルの作品制作過程を追体験できる。さらに、発売を記念して2025年1月8日には、Webメディア「オモコロ」編集長の原宿氏を迎えたトークイベントも予定されている。
2016年のGoogle社主催「YouTubeNextUp」入賞や、Forbes Japan「30 UNDER 30 JAPAN」選出など、輝かしい経歴を持つ藤原氏。しかし本書では、そうした華やかな側面ではなく、物作りの原点に立ち返り、純粋な創作の喜びを伝えている。