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文豪から現代作家まで!40人の作家が紡ぐ「スープ」の物語集が登場

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報道発表
プレスリリースより

寒い季節に心も体も温まる一冊が登場した。大和書房から2024年12月12日に発売される『おいしいアンソロジー スープ』は、三島由紀夫や宮下奈都をはじめとする41人の作家たちが紡ぐ、スープにまつわる珠玉のエッセイ集だ。

本書は、人気シリーズ「おいしいアンソロジー」の第5弾。これまで様々な食べ物をテーマに展開してきたシリーズだが、今回は「スープ」に焦点を当てている。三島由紀夫の「スープは音を立てて吸うべし」から宮下奈都の「泰然自若シチュウ」まで、時代を超えた作家たちの多彩な視点で描かれたスープの世界が楽しめる。

収録されているエッセイは、単なるレシピ紹介にとどまらない。例えば、遠藤周作の「兎亭のスープの味」や坂口安吾の「わが工夫せるオジヤ」など、作家たちの個性豊かな文体で綴られた思い出や体験談が読者を魅了する。また、北大路魯山人の「だしの取り方」や辰巳芳子の「出汁について」といった、日本の食文化の真髄に迫る内容も含まれている。

本書の魅力は、スープを通じて垣間見える人間模様にある。阿川佐和子の「スープ七変化」や西加奈子の「出汁のない味噌汁」など、日常生活の中で生まれるスープにまつわるエピソードは、読者の共感を誘うだろう。さらに、椎名誠の「南米チャンコ、最高でーす」や林望の「イギリスのスープは塩辛い」といった、異文化体験を通じたスープの発見も興味深い。

『おいしいアンソロジー スープ』は、文学好きはもちろん、料理に興味がある人にもおすすめの一冊だ。880円(税込)という手頃な価格で、272ページにわたる豊かな物語の世界を楽しむことができる。寒い冬の夜に、お気に入りのスープを片手に読書を楽しむのはいかがだろうか。きっと、心も体も温まる素敵な時間が過ごせるはずだ。

大和書房の公式サイト(https://www.daiwashobo.co.jp)では、本書に関する詳細情報が掲載されている。スープ好きの方はもちろん、日本文学に興味がある方にとっても、見逃せない一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000701.000033602.html