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SNSで話題の95歳被爆者が語る衝撃の真実!『わたくし96歳 「#戦争反対」』が2025年6月に刊行

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作文・エッセイ
ノンフィクション
報道発表
Ⓒ杉山和行/講談社(プレスリリースより)

戦後79年を迎える今、長崎での原爆体験を語る95歳の森田富美子さんの存在が、SNS上で大きな注目を集めている。「わたくし95歳」というXアカウントで、富美子さんは70年以上語ることのできなかった被爆体験を綴り、8.5万人ものフォロワーを魅了している。

富美子さんは1945年8月9日、16歳の時に長崎で原爆を体験。両親と3人の弟を失うという壮絶な経験をした。長年、その体験を語ることができなかった富美子さんだが、91歳になってようやく声を上げ始めた。「91歳になるまで声をあげなかった自分が情けない」という思いから、Xでの発信を開始したのだ。

富美子さんの投稿は、被爆体験だけでなく、現代の政治問題や日常の出来事まで多岐にわたる。時に厳しく、時にユーモアを交えた富美子さんの言葉は、多くの人々の心に響いている。

そんな富美子さんの生き様を綴った書籍『わたくし96歳 「#戦争反対」』が、戦後80年となる2025年6月4日に講談社より刊行されることが決定した。この本では、富美子さんの被爆体験や、その後の人生、そして現代社会に対する思いが詳細に綴られている。

富美子さんは、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の2024年ノーベル平和賞受賞のニュースを聞いた際、「涙が出るほど嬉しい。私が平和賞を貰ったような感動」とXに投稿。核兵器廃絶への強い思いを示している。

戦争の記憶を語れる人々が少なくなる中、富美子さんの存在は貴重だ。彼女の言葉は、戦争の悲惨さを伝えるだけでなく、平和の尊さを改めて考えさせてくれる。富美子さんの体験談は、現代を生きる私たちにとって、決して忘れてはいけない、そして必ず知るべき記憶なのだ。

富美子さんの活動は、SNSを通じて世代を超えた多くの人々に影響を与えている。彼女の勇気ある発信は、平和への願いを新たにし、戦争の悲惨さを後世に伝える重要な役割を果たしている。95歳になった今も、富美子さんの声は力強く、私たちの心に深く刻まれ続けている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006799.000001719.html