バリ島の伝統芸能が高浜に!影絵芝居「ワヤン・クリッ」で幻想的な世界へ
愛知県高浜市のやきものの里かわら美術館・図書館で、インドネシア・バリ島の伝統芸能「ワヤン・クリッ」が上演される。2025年2月23日に開催されるこのイベントは、光と影が織りなす幻想的な世界を体験できる貴重な機会だ。
ワヤン・クリッとは、ジャワ島やバリ島で親しまれている伝統的な影絵人形芝居。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。一人の人形遣いが、すべての人形を操り、台詞を語り、歌いながら物語を展開する。今回の公演では、静岡文化芸術大学教授の梅田英春氏が人形遣いを務める。
公演のタイトルは「鬼女になった姫」。アルジュナ王子に恋をしたサティヤワティ姫が、思いを遂げられず鬼女となってしまう物語だ。梅田氏が創作したマハーバーラタ物語をベースにしており、日本語を交えながら上演される。
さらに、本場さながらの雰囲気を醸し出すのが、ガムラン演奏だ。サンディア・ムルティという12名編成のグループが、金属製の鍵盤楽器や太鼓、ゴングなどを演奏。にぎやかでスピーディーな音楽が、物語をより一層引き立てる。
地域との連携も見逃せない。愛知県立高浜高等学校の生徒たちが制作した影絵人形が実際に使用されるほか、三州瓦工業協同組合が作ったランプシェードが会場を彩る。まさに、地域ぐるみで作り上げる文化イベントとなっている。
チケットは高校生以上1000円、中学生以下無料。参加者には、バリ島を代表する花・フランジパニをデザインしたいぶし焼の箸置きがプレゼントされる。定員は100名で、1月4日から申し込みが開始される。
この「銀のこもれび座」事業は、かわら美術館・図書館が推進する「高浜の人とまちが育つ、つながりの森」というコンセプトの一環。様々な文化芸術に触れる場を提供することで、地域の活性化を図っている。
バリ島の伝統芸能を身近に体験できるこの機会。光と影が織りなす幻想的な世界に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000141165.html