日本を代表する詩人、谷川俊太郎氏が2024年11月13日に92歳で逝去した。その追悼として、JFN系列全国15局で特別番組「太陽系第三惑星FM谷川〜6年後のピクニック〜」が放送される。この番組は、2018年に放送された「太陽系第三惑星FM谷川」を新たに再構成したものだ。

番組では、落語家の春風亭一之輔が谷川俊太郎邸を訪れ、詩作歴70年を迎えた当時の心境を聞き出す。人間関係、詩の朗読、言葉の自由、死に対する考えなど、多岐にわたるテーマについて、谷川氏の深い洞察が語られる。

「ぽつんぽつん」「死んでから」「おばあちゃんとひろこ」など、自選の詩が朗読される。また、息子である谷川賢作氏の音楽も番組を彩る。「うんこ」「Gentle Whisper」「鉄腕アトム」など、父子のコラボレーションも聴きどころだ。

この6年間、世界はパンデミックや地震など、様々な困難に直面した。そんな中でも、谷川氏はインターネットを通じて言葉の力と生き方を発信し続けた。やさしく寄り添うような言葉、時に冷静で客観的な視点は、今なお多くの人々の心に響き、生きることと死に向き合うヒントを与え続けている。

番組は、各局によって放送日時が異なるため、詳細は各局のタイムテーブルを確認する必要がある。また、radikoを通じてスマートフォンやPCでも聴取可能だ。放送エリア内の方は無料で、エリア外の方はラジコプレミアム（有料）に登録することで聴くことができる。

谷川俊太郎氏の言葉と音楽が織りなす世界を、ぜひピクニック気分で楽しんでいただきたい。この特別番組は、詩人の遺した言葉の力を再確認し、その魂を偲ぶ貴重な機会となるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000023172.html