【ポーラ美術館】色彩の魔術師・門田光雅が「マレンコ」をキャンバスに!印象派から現代アートまで、色の秘密に迫る展覧会が開催中
箱根のポーラ美術館で、色彩の魅力を探求する特別展「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」が開催中だ。2024年12月14日から2025年5月18日までの長期開催となるこの展覧会では、印象派の巨匠たちから現代アーティストまで、色彩表現の変遷を辿る貴重な機会となっている。
注目を集めているのは、現代アート界で注目の画家・門田光雅による新作だ。アルフレックスジャパンの協力のもと、同社の人気ソファ「MARENCO(マレンコ)」を立体キャンバスとして使用した作品《Dice (polychrome)》と《Dice (monochrome)》が展示されている。これらの作品は、展覧会の第2部「色彩の現在」で紹介され、その大胆な発想と鮮やかな色使いで来場者の目を引いている。
門田は作品について、「白や黒の中に様々な色味を感じたり、散らばって見える色彩の中に不思議なまとまりを感じたりする」という色彩の奥深さを表現したいと語っている。また、サイコロをモチーフにしたタイトルには、「物事には先入観を越えた多くの側面や違い、可能性が含まれている」というメッセージが込められているという。
展覧会場内には、アルフレックスの家具が設置されたラウンジスペースも用意されている。アート鑑賞の合間に、MARENCOソファでくつろぎながら、作品の余韻に浸ることができるだろう。
1971年に発売されたMARENCOは、イタリア人デザイナー・マリオ・マレンコによるロングセラー商品だ。シンプルでありながらユーモラスな佇まいと、快適な座り心地で長年愛され続けている。日本向けに改良が加えられ、メンテナンス性も高いため、何十年も使い続ける愛用者も多いという。
この展覧会は、色彩の持つ力と魅力を再発見する絶好の機会となりそうだ。入場料は大人2,200円、大学・高校生1,700円。中学生以下は無料となっている。色彩の世界に浸りたい方は、ぜひポーラ美術館へ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000028759.html