デザイン界に新風! 「Design-1 グランプリ」で"必殺技"が炸裂
デザイン業界に新たな風を吹き込む「Design-1 グランプリ」が開催され、初代グランプリが決定した。株式会社NASUが主催するこのデザインアワードは、「デザインの必殺技®」をテーマに、現場で活躍するグラフィックデザイナーたちの技術と創造性を競う場となった。
グランプリに輝いたのは、KSK ONEさんの「はんぷくまんぷく」という必殺技だ。文字組した情報を反復掲載することで、1つのビジュアルでトーンと情報の刷り込みを実現する手法が高く評価された。審査員からは「パッと見た時のデザインの良さもあり、総合的に見てグランプリにふさわしい」とのコメントが寄せられた。
準グランプリには渡辺炎如さんの「モジニ・ムラガラッセ」が選ばれた。文字にイラストを群がらせる技法で、タイポグラフィとしてのインパクトと意味の付加を両立させている。学生グランプリは「はざめ」さんの「グラデミミック」が受賞。グラデーション背景に逆向きグラデ配色の文字を配置する技法が、独自性と再現性の高さで評価を得た。
このアワードには全国から約400点もの応募があり、デザイン界の熱気と創造性の高さを示す結果となった。審査は前田高志氏(株式会社NASU代表)、千原徹也氏(株式会社れもんらいふ代表)、寺本恵里氏(株式会社インジェクターイー取締役)、古平正義氏(株式会社FLAME代表)という錚々たる顔ぶれで行われた。
主催者の前田高志氏は「このアワードを通じて、デザインが特定のプロフェッショナルだけでなく、誰にでも楽しめるものであることを広められた」と手応えを語った。また、「デザインの価値をより多くの人々に届け、社会に新しい喜びや可能性を生み出していく一助となれるよう、尽力してまいります」と今後の展望を示した。
「Design-1 グランプリ」は、デザインの新たな可能性を探り、グラフィックデザイナーの技術を表彰する場として、今後も注目を集めそうだ。アドビ株式会社、株式会社モリサワ、株式会社NEXERAがスポンサーとなり、業界全体でこの新しい試みを支援している。
デザイン業界の未来を担う若手デザイナーたちにとって、このグランプリは自らの技術を磨き、業界にアピールする絶好の機会となるだろう。「デザインの必殺技」という独創的なコンセプトは、クリエイティブな発想を刺激し、デザイン界全体の活性化につながることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000040924.html