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地域医療の英雄たち!第13回「日本医師会 赤ひげ大賞」受賞者が決定、97歳の現役医師も

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報道発表
プレスリリースより

日本医師会は、地域医療に貢献する医師を表彰する第13回「日本医師会 赤ひげ大賞」の受賞者を発表した。今回は「赤ひげ大賞」に5名、「赤ひげ功労賞」に14名が選ばれ、その中には97歳の現役医師も含まれている。

「赤ひげ大賞」は、地域住民の健康と生活を支える医師の活躍を称える賞で、山本周五郎の小説「赤ひげ診療譚」にちなんで名付けられた。今回の選考には、医学生も参加し、「将来このような医師になりたい」という視点から評価を行った。

受賞者の中で特に注目されるのは、熊本県の間部正子医師(97歳)だ。1957年に開業して以来、内科や外傷処置、帝王切開手術の助手など幅広い診療を行い、24時間365日体制で地域医療に尽力してきた。また、准看護師の育成や特別養護老人ホームの設立など、医療と福祉の両面で貢献している。

他の受賞者も、それぞれ独自の方法で地域医療に貢献している。福井県の中村伸一医師は、人口約2000人の地区唯一の診療所で30年以上勤務し、多職種連携による地域ケアシステムを構築。愛知県の早川富博医師は、過疎地の在宅療養者を見守るためのITシステムを開発した。

大阪府の中村正廣医師は、在宅医療の充実に力を入れ、高齢者と子どもの交流の場を私財で開設。和歌山県の高垣有作医師は、超高齢化地域で新型ドクターカーの運用や予防医療の推進により、町の健康寿命を延ばすことに成功した。

日本医師会の黒瀨巌常任理事は、「受賞者の功績を知ることで、一人でも多くの方々に、受賞者のようなかかりつけ医をもちたいと思ってもらえればありがたい」と述べ、地域医療の重要性を強調した。

表彰式は2月に都内のホテルで開催される予定だ。この「赤ひげ大賞」を通じて、地域医療の現状と課題、そしてそれに献身的に取り組む医師たちの姿が、より多くの人々に知られることが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000128707.html