建設業界に新風!学生が考える斬新な採用広告デザインが話題に
建設業界の常識を覆す斬新なアイデアが、若者たちの手によって生み出された。一建設株式会社と東京モード学園が共同で実施した「新卒採用広告・クリエイティブデザインコンテスト2024」の結果が発表され、業界に新たな風を吹き込む注目の作品が選ばれた。
最優秀賞に輝いたのは、建設業界のイメージを180度転換させるゲーム風デザインだ。チームDのメンバーは、「さまざまな企業の新卒採用サイトをリサーチする中で、意外性のあるデザインが印象に残った」と語る。彼らの提案は、ウサギとカメをモチーフにしたキャラクターが、ニッカポッカを着てヘルメットを被るという、遊び心溢れるものだった。
一方、優秀賞を獲得したチームFは、建設業界を砂遊び場に例えるという斬新な発想で審査員の心を掴んだ。「建設業界の硬いイメージを柔らかい遊び心のある印象に変えたかった」というコンセプトが高く評価された。
このコンテストは、専門学校東京モード学園のグラフィック学科の学生22名が7チームに分かれて参加。9月のキックオフから約3ヶ月にわたり、アイデアを練り上げてきた。最終発表会は12月4日に行われ、学生たちの熱意あふれるプレゼンテーションが繰り広げられた。
一建設株式会社は、これらの受賞作品を新卒採用サイトなどで実際に使用する予定だという。従来の建設業界のイメージを覆す、若者の感性を活かしたデザインが、どのような反響を呼ぶのか注目が集まっている。
今回のコンテストを通じて、学生たちは貴重な実務経験を積むことができた。「社会人になってからこの経験を活かしたい」「建設業界に向けたデザインも発信していきたい」など、参加者からは前向きな声が聞かれた。
建設業界と教育機関の協力が生み出した今回の取り組みは、業界の未来を担う人材育成の新たなモデルケースとなりそうだ。今後、他の企業や学校でも同様の試みが広がることで、業界全体の活性化につながることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000103915.html