横浜の芸術支援1年間の集大成!ACY感謝祭で見える「アーティストがまちにいる風景」


横浜を拠点に活動するアーツコミッション・ヨコハマ(ACY)が、1年間の活動を振り返る「ACY感謝祭」を開催する。2月15日に横浜市役所アトリウムで行われる報告会では、2024年度のACYアーティスト・フェローシップ助成に採択された5名のアーティストと受入先の5拠点、そして審査員が一堂に会し、アーティストの活動と地域のつながりがもたらす新たな可能性について語り合う。
第一部では「アーティストがまちにいることで見えた風景」をテーマに、美術家の鎌田友介氏や振付家・ダンサーの敷地理氏らが、1年間の活動を多角的に振り返る。アーティストが滞在した地域拠点の運営者も参加し、アーティストが身近にいる風景について議論を交わす。
第二部では、九州大学の中村美亜教授が登壇。ACYと共同で進めてきた文化的価値や芸術支援の価値を評価する方法についての調査研究成果を発表する。芸術が人や社会に変化をもたらすプロセスや仕組みに関する研究を専門とする中村教授の視点から、アーティスト支援の意義が浮き彫りになることだろう。
会場では2月7日から17日まで、ACYの15年以上にわたる活動の軌跡を紹介する展示も行われる。2007年の設立から続くACYの取り組みや、活動がまちに広がった様子をパネルで紹介。横浜における芸術支援の歴史を一望できる貴重な機会となりそうだ。
さらに、報告会当日は横浜を拠点とするクリエイターによるワークショップも開催。アーティストと市民が直接交流できる場も用意されている。
「ACY感謝祭」は、アーティストの創造活動がまちにもたらす価値を、多様な視点から捉え直す機会となりそうだ。芸術文化に関心のある方はもちろん、まちづくりや地域活性化に興味がある方にとっても、新たな気づきが得られるイベントになるだろう。参加は無料だが、席に限りがあるため事前予約が推奨される。横浜の文化的な取り組みを知る絶好の機会。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001231.000014302.html