大阪・関西万博で体験する未来!「Zero Gravity Art」が無重力空間で生命の神秘に迫る
2025年の大阪・関西万博で、私たちの感覚を揺さぶる革新的なメディアアート作品が登場する。京都大学の土佐尚子教授を中心に、TOPPANホールディングスと島津製作所が共同で開発した「Zero Gravity Art」だ。この展示は、未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」の一環として常設される。
「Zero Gravity Art」は、無重力空間を模した環境で、生命の誕生と未来を体感できるアートインスタレーションだ。多くの人から提供された産声と心音を用いて作られた「Sound of Ikebana」の映像が、特殊なカプセル内で投影される。これにより、来場者は羊水の中にいるような擬似体験ができ、遠い記憶と浮遊感を味わうことができる。
さらに、この体験は科学的にも裏付けられている。島津製作所の脳計測技術「NIRS」を用いて、アートによる脳活動の反応を可視化。TOPPANグループの最先端VR技術を使ったゴーグルでは、微小重力アートを疑似体験できる。これらの技術の融合により、私たちの感覚と創造性を新たな次元へと導くのだ。
土佐教授は、「21世紀は"ただアートを鑑賞する時代"から"アートの力を活用する時代"へと進化している」と語る。この展示を通じて、アートが創造性を育み、その効果を測定できるという新しいパラダイムの幕開けを目撃することになるだろう。
大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日まで開催される。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界中からアイデアが集まる場となる。「Zero Gravity Art」は、その中でも特に注目を集めそうだ。アートと科学の融合が、私たちに何をもたらすのか。その答えを見つけに、ぜひ会場へ足を運んでみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001582.000033034.html