アート界の革新者として知られるダニエル・アーシャムが、ついに日本の百貨店に登場する。伊勢丹新宿店は2月1日から3月4日まで、本館2階のイセタン ザ・スペースにて「ダニエル・アーシャム・ポートレート・ラボ」展を開催する。この展覧会は、アーシャムの独特な世界観を体験できる貴重な機会となる。

展示では、アーシャムの代表作である「浸食の美学」を用いた彫刻作品をはじめ、新作の風景ペイントやドローイングなど、20点以上の作品が一堂に会する。特筆すべきは、オープニングイベントでアーシャム本人が来場し、「スプリット・フィギュア」（肖像画）をライブで制作するという試みだ。アーティストの創作プロセスをリアルタイムで目撃できる、まさに一期一会の機会となる。

アーシャムは「フィクションとしての考古学」という独自のコンセプトを軸に、現代のオブジェを未来の遺物として表現することで知られている。彼の作品は、時間の概念を巧みに操り、鑑賞者の想像力を刺激する。今回の展示では、ローズクォーツで結晶化されたC-3POのバストや、風化したカムコーダーなど、ポップカルチャーと考古学的要素が融合した作品群が注目を集める。

さらに、展覧会に先駆けて1月29日から伊勢丹新宿店本館のウィンドウがアーシャムの世界観でジャックされる。街行く人々の目を引き、アート愛好家だけでなく、幅広い層の興味を惹きつけることだろう。

会場となるイセタン ザ・スペースは、時代に流されない本質的なクリエイションを発信する実験的なポップアップスペース。アーシャムの革新的な作品群と、この先進的な空間との相乗効果も見逃せない。

アートと商業、過去と未来が交錯する「ダニエル・アーシャム・ポートレート・ラボ」展。この機会を逃さず、時空を超えた芸術体験に身を委ねてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002879.000008372.html