増田セバスチャン展「KAWAIITOPIA」3月開催、ハイパーミュージアム飯能1周年記念


増田セバスチャンが仕掛ける「KAWAIITOPIA」とは
埼玉県飯能市の現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」が、2026年3月1日の開館1周年を記念し、日本のポップカルチャー「KAWAII」の第一人者である増田セバスチャンによる大規模展覧会「KAWAIITOPIA -GO TO HEAVEN(HELL)-」を開催する。本展は増田セバスチャンにとって5年ぶりの大規模展であり、原宿の拠点「6%DOKIDOKI」オープンから30周年となる特別なタイミングでの開催である。
増田セバスチャンは、ニューヨークと東京の2拠点で活動し、1990年代前半から演劇や現代アートに関わってきた。きゃりーぱみゅぱみゅのMV美術やライブ演出、原宿「KAWAII MONSTER CAFE」のプロデュースなど、世界に「KAWAII」文化が知られるきっかけを作った人物である。
「KAWAIITOPIA」のメッセージと展示コンセプト
展覧会タイトルの「KAWAIITOPIA」は、KAWAII+UTOPIA(ユートピア)を増田が作り出した造語である。増田は「KAWAIIは、誰にも邪魔されない自分だけの小さな宇宙。100人いたら100通りのKAWAIIがある。お互いの小宇宙を許容すること=お互いの価値観を認め合うことがKAWAIIの力であり、KAWAIIは平和のアクションである」と述べている。展覧会では、HEAVEN(天国)とHELL(地獄)を行き来する精神の運動として「KAWAII」を捉え、アートとして提出することが重要な点である。
メイン展示「KAWAII天国(地獄)巡り」の7つのエリア
館内では、増田セバスチャンの原体験を辿る「7つのKAWAII地獄巡り」が展開される。エントランス作品「Express Yourself」には、増田の記憶の積み重ねであるおもちゃやアクセサリーのコレクションが人の顔型に作られた透明の輪郭に積み重なり、世界各国のKawaiiコミュニティから提供された約40名の「目の映像」がモニターに映し出される。
館内は6つのテーマ別の部屋と1つの現実エリアで構成される。「Sweets Hell」では駄菓子屋で出会ったカラフルなパッケージが原風景として表現され、「Plushie Hell」では分解されたぬいぐるみが展示される。「White Hell」「Materials Hell」「Words Hell」では、増田の創作活動の背景にある思考や経験が視覚化される。「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」は12年前のニューヨークで誕生した金字塔的作品に新たな扉が開く特別バージョンで、ハイパーミュージアム飯能だけの展示である。
屋外インスタレーション「KAWAII-CORE ISLAND」と「PolyChromatic Skin -Gender Tower-」
宮沢湖に浮かぶピンク色のアート作品「KAWAII-CORE ISLAND」では、高さ6メートル×幅7.5メートルの「棘で守られたハート」の巨大作品が出現する。このハート内部には実際に入ることができ、アーティストからの問いかけが待ち受けている。ミュージアム階段下には約6メートルのタワー「Polychromatic Skin -Gender Tower-」が設置され、人種・宗教・年齢・性別・国境といったあらゆる壁を突破してつながる手段を持つというメッセージを世界に発信する。
開催概要と入場料金
展覧会は2026年3月14日(土)から8月30日(日)まで開催される。開館時間は10時00分から17時00分(入館は閉館の30分前まで)である。前売りチケットは一般1,000円、子ども(4歳~高校生)500円で、当日チケットは一般1,200円、子ども700円となっている。チケット販売は2026年2月17日(火)から各プレイガイドで開始予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000488.000020740.html