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衝撃の受賞作!第27回大藪春彦賞に輝いた武川佑氏の「円かなる大地」とは

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報道発表
プレスリリースより

文学界に新たな風を吹き込む大藪春彦賞の最新受賞作が決定した。2025年1月24日、東京・新橋の第一ホテル東京で開かれた選考会において、第27回大藪春彦賞の栄冠に輝いたのは武川佑氏の「円かなる大地」だ。

大藪春彦賞は、その名を冠する作家・大藪春彦氏の業績を讃え、その物語世界を継承する新進気鋭の作家を発掘する目的で創設された。選考には大沢在昌、黒川博行、東山彰良の三氏が携わり、厳正な審査の末、武川氏の作品が選ばれた。

受賞作「円かなる大地」は、講談社から2024年9月に刊行された作品だ。武川氏には、正賞として顕彰牌と賞状、そして副賞として300万円が贈られる。贈賞式は3月上旬に予定されており、同時に第8回大藪春彦新人賞の贈賞式も執り行われる。

武川佑氏は1981年生まれの43歳。神奈川県出身で、立教大学文学研究科博士課程前期課程を修了している。書店員や専門紙記者を経験した後、2016年に「鬼惑い」で第1回決戦!小説大賞奨励賞を受賞。甲斐武田氏を描いた「虎の牙」でデビューを飾り、第7回歴史時代作家クラブ賞新人賞も獲得した。

さらに2021年には「千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女」で第10回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞するなど、着実にキャリアを積み重ねてきた実力派作家だ。近著には「真田の具足師」「かすてぼうろ 越前台所衆 於くらの覚書」などがある。

大藪春彦賞の受賞は、武川氏の文学的才能が広く認められた証といえるだろう。今後の活躍にも期待が高まる。文学ファンはもちろん、歴史小説愛好者にとっても、武川佑氏の「円かなる大地」は必読の一冊となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000815.000016935.html