VRChatで短編演劇の祭典「劇王」が開催!メタバースで新たな演劇文化の幕開け


演劇ファンに朗報だ。短編演劇の大会「劇王」が、ついにバーチャル空間で開催されることが決定した。一般社団法人メタシアターが主催する「劇王Virtual 2025」は、VRChatを舞台に2025年5月3日に行われる。この画期的な試みは、メタバースにおける演劇文化の発展と新たな才能の発掘を目指している。
「劇王」は、2002年から日本劇作家協会東海支部と長久手文化の家がプロデュースしてきた短編演劇コンテストだ。「上演時間20分、俳優は3名まで」という厳しい制約の中で、劇作家たちの創造力が競われる。今回のVR版でも、この伝統的なルールは踏襲される。
会場となるのは、VRChat内のワールド「総合芸術劇場Dramapia」。現実世界の劇場さながらの雰囲気で、観客はアバターを通じて作品を楽しむことができる。審査は観客と審査員の投票によって行われ、VR空間ならではの新しい観劇体験が期待される。
ゲスト審査員には、演出家・作家の木村龍之介氏、劇作家の綾門優季氏、劇作家・演出家の斜田章大氏が名を連ねる。各氏のキャリアと見識が、VR演劇の新たな可能性を引き出すことだろう。
エントリー期間は1月27日から3月30日まで。4月1日に当選団体が発表され、5月3日の本番に向けて準備が進められる。演劇関係者だけでなく、VRやメタバースに興味がある人にとっても、見逃せないイベントとなりそうだ。
「劇王Virtual 2025」は、従来の演劇の枠を超え、テクノロジーと芸術の融合を体現する先駆的な取り組みだ。この新しい舞台で、どんな物語が紡がれ、どんな感動が生まれるのか。演劇の未来を垣間見る貴重な機会となるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000140941.html