渋谷発!障がい者アートが企業デザインに革命を起こす「シブヤフォント」2024年新作が登場
渋谷区の障がい者支援事業と専門学校生のコラボレーションから生まれた「シブヤフォント」が、2024年度の新データをリリースした。今回の新作は、フォント11種とパターン77種を加え、累計679種にまで拡大。このユニークなプロジェクトは、障がい者の創造性と学生のデザインスキルを融合させ、企業のブランディングや商品開発に新たな可能性を提供している。
シブヤフォントの特徴は、渋谷区内の障がい者支援事業所に通う人々が描いた文字や絵を、専門学校桑沢デザイン研究所の学生がデジタルフォントやパターンデータに変換する点だ。この協働作業を通じて、障がいのある人々の個性豊かな表現が、商業利用可能なデザインリソースとして生まれ変わる。
今年の制作では、昼間部と夜間部の学生が初めて共同で取り組み、障がい者支援事業所との交流を深めながら制作を進めた。その結果、単なるデザイン素材ではなく、人々との出会いや交流の物語が込められた作品が誕生した。
さらに、シブヤフォントは企業向けのサービスも展開。データの使い放題プランやオリジナルフォント制作、新設された「シブヤフォントラボ」でのワークショップなど、多様なニーズに対応している。これらのサービスの売上の一部は障がい者支援事業所に還元され、SDGsの理念にも沿った事業運営を行っている。
2024年10月には、多くの企業や団体を審査員に迎え、新作フォント&パターン発表会を開催。学生と障がい者支援事業所のメンバーが制作ストーリーを語り、その想いがこもった作品に多くの企業が感銘を受けた。
シブヤフォントは、デザインの力でダイバーシティ&インクルージョンを推進する新しい取り組みとして注目を集めている。障がい者アートと企業ブランディングの融合が、社会と企業にどのような変革をもたらすのか、今後の展開が期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000097163.html