伝統的な陶芸の世界に新風を吹き込む陶芸家・今井完眞氏が、ファッションブランドKUONとコラボレーションした特別なインスタレーションが、2月8日から24日までKUON Flagship Storeで開催される。この展示会は、陶芸とファッションという一見異なる分野の融合により、新たな芸術表現の可能性を探る試みだ。

今井氏は3代続く陶芸家の家系に生まれ、幼少期から祖父や父から技術を学んできた。近年では「ポケモン×工芸展」への参加など、伝統的な陶芸の枠を超えた活動で注目を集めている。一方、KUONは2016年に設立されたブランドで、古着や古布の歴史を尊重しつつ、現代的なデザインを追求している。

今回のコラボレーションは、今井氏がKUONの100年以上前の古布を使ったボロジャケットを着用したことがきっかけとなり実現した。展示の目玉は、今井氏の代表作である「蟹」をモチーフにした「襤褸蟹」だ。KUONのボロジャケットからインスピレーションを受けたこの作品は、495,000円（税込）で限定1個のみの販売となる。

また、「襤褸盃」（27,500円）や「襤褸ビアカップ」（33,000円）など、日常使いできる陶芸作品も展示販売される。これらは限定10個ずつの生産で、コレクターにとって見逃せないアイテムとなりそうだ。

展示会初日の2月8日には、今井氏本人も店頭に立つ予定。さらに、浅草の老舗「亀屋酒店」が出店し、陶芸作品と相性の良い日本酒を提供する。芸術とお酒を楽しむ贅沢な時間を過ごせそうだ。

KUON Flagship Storeは東京都渋谷区神宮前2-15-10にあり、平日は13時から19時まで、土日祝は12時から20時まで開店している。陶芸とファッションの意外な組み合わせが生み出す新しい表現の世界を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000065503.html