国立国際美術館で「解く、やり直す」展開催!新収蔵作品の初公開も
国立国際美術館が2025年2月15日から6月1日まで、「コレクション2 Undo, Redo わたしは解く、やり直す」展を開催する。本展では、近年収蔵した作品を中心に、既存の素材や構造、歴史を再構成する作家たちの手法に焦点を当てる。
注目すべきは、2024年度に新たに収蔵されたルース・アサワの作品の国内初公開だ。日系2世のアメリカ人アーティスト、アサワのワイヤー彫刻が国内の国公立美術館に収蔵されるのは今回が初めてとなる。
また、ルイーズ・ブルジョワの「カップル」、レオノール・アントゥネスの「道子#6」、手塚愛子の代表作2点など、近年収蔵された作品も多数展示される。これらの作品を通じて、現代美術における糸や布などの身近な素材の使用や、編み縫うといった制作行為をラディカルな創造行為として捉え直す機会となるだろう。
展示作家には、工藤哲巳、塩田千春、草間彌生、片山真理、石内都など、国内外で高い評価を受ける作家たちが名を連ねる。常設作品としては、高松次郎、ヘンリー・ムア、ジョアン・ミロなどの作品も展示される予定だ。
会期中には、ギャラリー・トークなどの関連イベントも予定されている。詳細は決まり次第、美術館のウェブサイトで発表されるとのことだ。
観覧料は一般430円、大学生130円。高校生以下および18歳未満は無料となっている。また、2月15日、3月1日、4月5日、5月3日、5月18日は無料観覧日となっているので、美術ファンにとっては見逃せない機会となりそうだ。
現代美術の新たな側面を探る本展は、アートの可能性を再考する貴重な機会となるだろう。既存の概念を「解き」、新たな視点で「やり直す」作家たちの創造性に触れる、刺激的な展覧会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000916.000047048.html