老舗食器ブランドNIKKOの革新的コラボ食器「錫白」が世界的コンテストで快挙!サステナビリティと伝統技術の融合が評価
![](https://dfu5tnchbcr8f.cloudfront.net/strapi/article_35496_keyvisual_db37319cca.jpeg?format=webp&width=3840)
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老舗食器ブランドNIKKOと鋳物メーカー能作、金箔メーカー箔一がコラボレーションした食器「錫白(すずはく)」が、世界的なテーブルウェアコンテスト「Tableware International Awards of Excellence 2025」のサステナビリティ部門でファイナリストに選出された。この快挙は、3社の技術と知識の共有によって実現した革新的かつ創造的なデザインが高く評価された結果だ。
「錫白」は、NIKKOが次の100年に向けて新たな価値を見出すプロジェクト「Material Waves™」の第2弾商品として発表されたコレクション。陶磁器と金属(錫)を組み合わせるという新しい技法を確立し、約3年の開発期間を経て完成した。NIKKOの陶磁器、能作の錫加工、箔一の箔加工とコーティング技術が融合し、機能性と美しさを兼ね備えた商品となっている。
この食器のサステナブルな特徴として、長く使える強度とデザイン性が挙げられる。プレートのフチを金属で覆うことで強度を高め、長期使用を可能にしている。また、錫素材のフチは経年変化も風合いとして楽しめる。これらの特徴は、限られた資源を大切に使い、廃棄物を削減することにつながる。
さらに、「錫白」の開発は伝統的な技術の継承にも貢献している。異なる素材を掛け合わせて新たな商品を生み出すことで、工芸や工業製品の垣根を超え、各地の産業や職人の手技・伝統を守ることを目指している。
NIKKOは1908年創業の老舗ブランドで、ホテルやレストランなどプロフェッショナルな現場で長年愛用されてきた。同社は持続可能なものづくりを目指し、サーキュラー型のビジネスモデルへの転換を進めている。その一環として、ボーンチャイナを肥料にリサイクルする技術を確立し、循環型社会の実現に取り組んでいる。
「錫白」は、LOST AND FOUND TOKYO STOREやNIKKO SHOWROOM / STORE、NIKKO公式オンラインショップで販売されている。伝統と革新が融合したこの食器は、日本のものづくりの新たな可能性を世界に示す存在となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000031345.html