映画の力で子どもたちの心を育む!全国映画感想文コンクール2024、過去最多の応募数を記録
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文部科学省後援の「全国映画感想文コンクール2024」の結果が発表された。今年度は、コンクール創設時の目標であった「応募数1万5千」と「すべての都道府県からの応募」を同時に達成。総応募数15,024件、応募都道府県等49(全47都道府県に加え、NYとアリゾナ)、応募学校数477校と、いずれも過去最多を記録した。
このコンクールは、「映画でココロとコトバを育む」ことを目的に2013年に始まり、全国の小中学生を対象としている。映画を通じて思考力、判断力、コミュニケーション力、表現力を育むことを目指している。
今年の個人賞では、低学年の部で群馬県の柿沼英虎さん、中学年の部で滋賀県の山中澪さん、高学年の部で東京都の藤原啓一郎さん、中学校の部で千葉県の諏訪夏美さんがそれぞれ全国グランプリを受賞。また、SDGs賞には大阪府の加藤結萌梨さんが選ばれた。
団体賞の最優秀団体賞は、2年連続で滋賀大学教育学部附属小学校が受賞。この快挙は、同校の映画教育への取り組みの成果を示すものといえるだろう。
興味深いのは、鑑賞方法の傾向だ。1位は配信(39%)、2位が映画館(34%)となっており、デジタル時代における映画鑑賞のあり方の変化を反映している。また、最も多く感想文が寄せられた作品は「インサイド・ヘッド2」で、988編もの感想文が集まった。
このコンクールの成功は、映画が子どもたちの教育や成長に果たす重要な役割を改めて示すものだ。映画を通じて、子どもたちが自分の考えを深め、それを言葉で表現する力を養っていく。そして、その過程で他者との対話や理解も深まっていく。
全国映画感想文コンクールは、7月上旬から9月中旬まで応募を受け付けている。対象作品に制限はなく、新作旧作を問わず、鑑賞方法も自由だ。来年度はさらに多くの子どもたちが参加し、映画の魅力と教育的価値が広く認識されることが期待される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000026364.html