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バンクシーが美術史を救う?世界的ストリートアーティストの新たな挑戦に迫る注目の一冊

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報道発表
『How Banksy Saved Art History バンクシーはいかにして美術史を救ったか』書影(プレスリリースより)

世界的に有名な正体不明のストリートアーティスト、バンクシー。その作品が美術史にどのような影響を与えているのか、新刊『How Banksy Saved Art History バンクシーはいかにして美術史を救ったか』が、その謎に迫る。

株式会社パルコ(PARCO出版)から2025年2月18日に発売されるこの書籍は、BBCカルチャーのコラムニスト兼特集記者であるケリー・グロヴィエ氏による世界8か国同時刊行の注目作品だ。バンクシーの作品を通じて、先史時代から現代に至るアートの名作たちが新たな解釈を得る過程を丁寧に紐解いていく。

バンクシーといえば、現代社会への痛烈な批判を込めた壁画や即興の都市彫刻で知られる。しかし本書は、その背後にある美術の歴史に対する深い理解に光を当てる。彼の風刺的な想像力を通して再解釈された歴史の名作たちは、むしろその価値や意義が強化されていくという。

本書には、「ERASE AND REWIND 消去し巻き戻せ」「EAR SPLITTING 耳をつんざく」「CUT IT OUT 切り取れ」「WINDOW DRESSING ショーウィンドーを飾る」など、バンクシーの代表作が多数収録されている。これらの作品を通じて、読者は美術史の新たな側面を発見することができるだろう。

著者のグロヴィエ氏は、『タイムズ・リテラリー・サプリメント』や『インディペンデント』など、多数のメディアにアートについての記事を寄稿している実力派。その洞察力と豊富な知識が、本書の魅力をさらに引き立てている。

美術史とストリートアートの融合、そしてバンクシーの作品が持つ社会的意義。これらのテーマに興味がある方はもちろん、現代アートに関心のある読者にとっても、新たな視点を提供してくれる一冊となりそうだ。

『How Banksy Saved Art History バンクシーはいかにして美術史を救ったか』は、B5判変型(245×185mm)、208頁、定価3,850円(税込)。美術館やギャラリーに足を運ぶ感覚で、ページをめくるたびに新たな発見が待っている、そんな魅力的な一冊となっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003237.000003639.html