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慶應義塾大学が贈る、瀧口修造と荒川修作の知られざる交流展!書簡が紡ぐ芸術の新たな歴史

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表

慶應義塾大学アート・センターが、2025年3月17日から5月30日まで、アート・アーカイヴ資料展XXVII「交信詩あるいは書簡と触発:瀧口修造と荒川修作/マドリン・ギンズ」を開催する。この展示会は、日本の芸術界に大きな影響を与えた瀧口修造と、前衛的な芸術家である荒川修作、そしてマドリン・ギンズとの間で交わされた書簡を通じて、芸術の創造過程における対話の重要性を浮き彫りにする試みだ。

慶應義塾大学アート・センター・アーカイヴが所蔵する瀧口修造コレクションには、約3500件もの書簡が含まれている。これらの書簡は、単なる過去の記録ではなく、芸術家たちの思考や創造性が他者との相互作用によって形成されていく過程を生々しく伝えている。本展示会は、これらの貴重な資料を通じて、芸術家たちの内面世界と、彼らを取り巻く社会との関係性を探る機会を提供する。

展示会場となるのは、慶應義塾大学三田キャンパス南別館1階のアート・スペース。入場は無料で、平日11時から18時まで開館している。土日祝日は基本的に休館だが、4月19日と5月24日には臨時開館も予定されているので、週末しか時間が取れない方も足を運びやすいだろう。

本展示会の特筆すべき点は、単に過去の資料を展示するだけでなく、それらが新たな歴史を生み出す力となることを示そうとしている点だ。芸術家たちの書簡を通じて、創造の瞬間や思想の変遷を追体験できる貴重な機会となるはずだ。また、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所やReversible Destiny Foundation、富山県美術館の協力も得ており、多角的な視点から展示が構成されることが期待される。

芸術に興味がある方はもちろん、歴史や文化の形成過程に関心のある方にとっても、見逃せない展示会となりそうだ。慶應義塾大学アート・センターの公式サイトでは、展示会の詳細情報が公開されている。芸術家たちの熱い思いが込められた書簡の数々が、私たちに何を語りかけてくれるのか。その答えを見つけに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000285.000113691.html