静岡の無人駅が芸術の舞台に!地域とアートが融合する「UNMANNED EXHIBITION」開催


静岡県大井川流域で2018年から続く「UNMANNED無人駅の芸術祭」が、新たな展開を見せている。NPO法人クロスメディアしまだが主催する「UNMANNED EXHIBITION」が2025年2月15日から3月16日まで開催される。この展示会は、2024年度に実施された「地域×アート」プロジェクトの集大成だ。
本展示会の特徴は、アーティストが地域に深く入り込み、様々な視点から作品を制作していることだ。「大井川国際アーティスト・イン・レジデンス」では、韓国人アーティストのパク・ソイが空き家を「Milk way」と名付けた無限の可能性を秘めた空間に変貌させた。また、村上慧は発泡スチロールの家を担いで川根本町から島田市を歩く独特のパフォーマンスを展開する。
地域経済との連携も見逃せない。経済産業省の実証事業の一環として、木村健世とTAKAGIKAORUが地元企業とコラボレーション。木村は酒造場と連携し、日本酒にまつわる個人の記憶を文庫目録にまとめ上げた。TAKAGIKAORUは茶製造業と協働し、対話の場「茶ノ木もぐり」を創出している。
さらに、「半農半アーティスト・イン・レジデンス」では、国際色豊かなアーティストたちが茶業に携わりながら作品を制作。メキシコやポルトガルからの参加者も、日本の茶文化を独自の視点で表現している。
地域住民との協働も本展示会の魅力だ。「ぼいんぼいん山ART TRAIL」プロジェクトでは、地元の人々とアーティストが力を合わせ、ハイキングルートに作品を設置。自然と芸術が融合した新たな観光スポットが誕生した。
入場無料で楽しめる本展示会。公式ガイドツアーや日本酒探訪ツアー、さらには地元の小学生による演劇公演など、多彩なイベントも用意されている。静岡の豊かな自然と文化、そしてアートが織りなす独特の世界観を、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000137250.html