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小豆島で開催!第一回妖怪画大賞、グランプリは現代社会を映す「出勤時」に決定

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
大賞グランプリ受賞作品「出勤時」(京都市在住・木山武さんの作品)(プレスリリースより)

香川県小豆島の「迷路のまち」にある妖怪美術館が主催する「第一回妖怪画大賞」の結果が発表された。全国から205点もの応募があり、その中から選ばれたグランプリ作品は、京都市在住の木山武さんによる「出勤時」だ。

この作品は、朝の出勤時に疲れ切ったサラリーマンの姿を描いており、現代社会の闇を象徴するような一つ目の妖怪が画面右側に大きく描かれている。審査員長を務めた妖怪画家の柳生忠平氏は、「まさにここ近年の日本を表しているかのような作品」と高く評価した。

優秀賞には北海道のササキヨウスケさんの「かはづかげらう皇啼く」、審査員特別賞には兵庫県の江原悠馬さんの「側溝の秘密」が選ばれた。また、キッズ部門賞として東京都の「ぴーちゃんけいけいwith りりー」さんの「はっけよいごせんぼう」が表彰された。

最終審査は2月2日に小豆島で開催された「妖怪万博2025」の会場で行われ、のべ3,500人もの来場者を集めた。会場では妖怪をテーマにしたファッションショーや、オリジナルソング「おいでよ小豆島」の披露、小豆島の四海水軍太鼓の演奏など、多彩なイベントが繰り広げられた。

妖怪美術館では、今回の応募作品すべてを所蔵し、今後随時展示していく予定だ。妖怪文化を世界に発信し、「Yokai」を世界語にすることを目指す同美術館の取り組みに、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000193.000005189.html