みずほ銀行京都支店130周年記念!価値の変成を探る斬新な展覧会が開催


みずほ銀行と京都芸術大学が手を組み、みずほ銀行京都支店130周年を記念した展覧会「Skeptically Curious:価値の変成をめぐる複数の試み」を2025年2月25日から3月7日まで開催する。この展覧会は、現代社会における「信じること」の危うさと、貨幣システムの変遷を通じて価値観の変化を探る試みだ。
展示会場となるのは、みずほ銀行京都支店の1階と2階。普段は銀行業務が行われる空間に、ペインティングや陶芸、インスタレーション、さらには貝幣や陶貨幣といった多様な作品や資料が展示される。出展作家には、池田光弘、石黒健一、大澤一太、髙橋耕平など、注目の現代アーティストが名を連ねている。
展覧会のテーマは、私たちの社会を支える価値体系の一つである貨幣システムの変遷だ。物品貨幣から始まり、金属貨幣、紙幣、そして現代の電子マネーへと、貨幣の形態は時代とともに変化してきた。この展示では、そうした価値の変成を多角的に捉え、現代社会における「信じること」の意味を問い直す。
展示作品の中には、山本雄教の《かみの男(741 yen)》や石黒健一の《石貨の島と我が彫刻》など、貨幣や価値をテーマにした興味深い作品が並ぶ。また、造幣博物館の協力により、昭和20年に製造された未発行の10銭陶貨も展示される予定だ。
この展覧会は、単なる美術展示にとどまらず、現代社会が直面する価値観の揺らぎや、情報の真偽を見極めることの難しさといった問題にも切り込んでいく。銀行という「価値」を扱う場所で開催されることで、より深い考察を促す場となりそうだ。
入場は無料で、平日は9時から15時まで、土日は11時から19時まで開場している。京都を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。アートを通じて、私たちの社会や経済、そして「信じること」の本質について、新たな視点を得られるかもしれない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000523.000026069.html